格好いいカメラを使うには、諦めないといけないこともある。

私の今の愛機は、オリンパスのミラーレス、OM-D E-M1X。
あまりに格好いいカメラだったので、マイクロフォーサーズなのに大きくて重いカメラだけど我慢できずに買ってしまった。
このカメラは縦グリップ一体型なので、使うにはそれなりの覚悟が必要だ。

まず、ほとんどのカメラバッグに入らない。
これはけっこう深刻な問題だった。
つまり、縦グリップ一体型のカメラを運用しようと思ったら、今までの運搬方法を一から見直す必要がある。
そして、一旦縦グリップ一体型を基準にバッグなどを揃えてしまうと、普通のカメラを運用するには過剰な大きさの装備になる。
バッグはけっこう嵩張るので、保管することを考えるといくつも所有するのはスペースの関係で難しい。
私は転勤族で一軒家ではなく借家住まいなので、そんなに広い家に住んでいるわけではないから、荷物は厳選しないといけない。

そんなわけで、私は縦グリップが付いていないサイズのカメラを所有することを一旦やめた。
普通のサイズのカメラがあると、そっちばかり持ち出すことになりそうな予感がしたこともある。

E-M1Xを買ったときに、それまで使っていたEOS-6Dはもちろん下取りに出したし、使っていたカメラバッグも売ってしまった。
しばらくの間は、E-M1Xだけでやってみようと思ったのだ。

多少不便なこともあるけれど、格好いいカメラを使うためには諦めないといけないこともある。


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