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55歳、初マラソン、サブ4に挑戦!② ~大阪マラソン2023

(前半から続く)
ちょうどハーフで岸里のあたりを折り返して、いよいよ後半。
ここで、初めて奮発して買った「MAURTEN GEL100」を補給。さすがにちょっと高価なので練習では使ったことなく、ぶっつけ本番で口にしたら、味は大丈夫だったけど、思いのほか粘り気があって少し咽る。給水所で水を飲んで収まったけど、試食は必要だったな。。。
今のところ、息苦しさもなく、足も動いている。膝の痛みは少しあるけど、本番に備えて準備しておいたファイテンのテーピングのお陰か酷くなような感じもなく安心して走れている。あと練習でのロングランでは20㎞を超えたあたりからいつも肩が凝って痛くなるから、肩にもテーピングしていたので痛みも出ない(結局、肩の凝りや痛みは最後まで出なかった。肩のテーピングの効果は大きかったように思う)。しんどさはあまりないんだけど、25㎞超えたあたりからだんだん1㎞の長さが長くなったような感じに襲われ始める。順調に5分10~15秒/㎞前後で刻んできたラップが27㎞あたりから少し落ち始めていたのでそんな感覚になったのだろう。そうなると、淡々とペースを刻む感覚から、だんだんと耐える感じになってくる。そんなタイミングで大阪マラソン1番の難所、30㎞手前の心臓破りの坂を迎えることになった。瀬古利彦さんも大阪マラソンはこの坂がなければもっといいコースなのにと言わせた高低差20mの坂を一気にのぼる。多くのランナーが歩いていたけど、ここが頑張り時とかなり無理して上り切った。後から確認したらこの坂を含む1㎞のラップは5分40秒だったから悪くないタイム、というかむしろ出来すぎ。予定通り、坂を上ったところで、追加の「MAURTEN GEL CAF100」を投入。さっきは咽てしまったから、今度は少しずつ口にして、水分を取りつつの補給。残り10㎞強。これで乗り切ろう、そんな気持ち。
ただ、さっきの急坂での無理がたたったのか、30㎞から35kmのラップは28分01秒と28分台に落ちてしまう。アップダウンの多い部分だから仕方がないとはいえ、かなりの体力を削られてしまったと思う。
35㎞を過ぎたら、後はゴール手前の40㎞地点までは平坦な、1本道、今里筋を北上する。前半は穏やかだった気候がちょっと前から急変して、気温が下がってきて、みぞれ交じりの強めの北風に向かって走り続けることに。この5㎞の長いことときたら、いつもの練習の5㎞の倍の長さになっているように感じる。この区間は28分21秒と更にペースダウンしてしまったけど、良く粘ったと思う。
40㎞を過ぎて右に折れたら、大阪ビジネスパークのビル群の中へ。あと2㎞。気持ちはだいぶ元気になったけど、足の方は相変わらず重い。マラソン経験者の人達がこの40㎞過ぎての2.195㎞が本当に余分だと言っていた意味が身をもって分かった。それでも藻掻くように走って、何とか5分40秒台で耐えて、大阪城公園の中へ。橋を渡ってすぐゴールかと思いきや、まだ4、500mある。最後は笑顔で両手を上げてゴールのイメージだったけど、そんな余裕もなく少し形だけ両手を上げてゴール!
フルマラソンはゴールした時の達成感が凄いよという人もいたけど、そういう感覚よりも「ようやく終わった。。。」そんな感じ。
目標タイム3時間40分に対して、10分遅れの3時間50分7秒で初マラソンを終えた。何とか、目標だった、初マラソンでサブ4は達成出来た。最初と最後は少しタイムが悪かったとはいえ、5㎞のラップで見ると、26分~28分20秒の間に収まっていたので、初めてのマラソン挑戦としては、良くペースコントロール出来た方なのかもしれない。その大きな要因として、いつも使っているApple Watchの不具合で1㎞毎のラップを音声で確認出来なくて、画面で累計のペースのみを頼りに走ったことが良かったのかもと後から思った。多分、こまめにラップを確認していたら、ちょこまかペースを気にして調整していたと思うし、精神的にもしんどかったと思う。結果論だけど、ペースを俯瞰して見れたのは、情報が少なく絞られたからだと思う。まさに怪我の巧妙だった。
さて、初マラソンを終えての感想や、当日や前日の準備、やってよかったことなどはまた次回。

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