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結婚による幸福が意外に少なく、離婚によるダメージがはるかに多いという現実

幸福で一つだけ留意して欲しいのは、結婚は幸福を保証してくれないということです。むしろ、離婚によるダメージで、不幸になる確率は上がるのです。『「選択的シングル」の時代 30ヵ国以上のデータが示す「結婚神話」の真実と「新しい生き方」』を読んで、シングルでいることを不幸だと思わなくなりました。
結婚することは本当に幸せなのでしょうか。「結婚は一時的に幸福感を増大させるが、2年たつと幸福感は結婚式以前の基準レベルに戻ってしまう」という現実があります。しかも「幸福感は離婚より前に低下し、離婚によって底打ちし、ゆっくり回復するが、結局もとの基本ラインには戻らない」と、離婚すればシングルよりも不幸になってしまうのです。
今は半分が結婚しないシングルの時代です。なぜなら、結婚による金銭的なメリットが少なくなっているからです。金銭的なメリットがなければ、相手に束縛され不自由になるよりも、シングルのまま自由で気楽な生活を送る方を選ぶからです。
「結婚すれば幸せ」という幻想に反して、シングルの方が幸せであるという現実もあります。なぜなら、シングルは結婚してる人たちよりも、多様な人たちと出会う機会が多く、幅広い活動をしているからです。逆に結婚すると、相手や相手の家族のみの閉じられた世界だけになってしまいます。
シングルが幸福でいるには、「結婚していない」という罪悪感を払拭する必要があります。罪悪感が不幸の原因だからです。自由な世界を満喫するためにも、「結婚しない」という選択肢も考慮してみてください。
 
#選択的シングルの時代 #エルヤキムキスレフ #舩山むつみ #文響社

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