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「インターネットは、大人向けの百科事典のようなものである」と、ググるを本の代替え品として扱っています。『39歳からのシン教養』

『39歳からのシン教養』は、時間がない40歳以上のサラリーマンが教養を身につけるためのビジネス書です。

「教養こそ、30代以上のミドル社員の武器になる」「学ばなければ知識は増えないし、論理的なものの考え方もできないし、教養も身につかない」「最小限の読書で本から教養を身につける→今の高校の教科書を読め」など、新しい教養の入手方法を提示しています。

特に「インターネット空間を自分の大脳の延長、教養のデータベースとして、徹底的にググる」は、最短ルートでの学びが可能になる方法です。

「長い時間をかけて大量の本を読み、大量の知識をインプットするという作業をネットで代行する」と、本に代わるインプット方法を提示しています。

前山のような40歳以上のサラリーマンは、新しいインプット方法を試してみてはいかがでしょうか。

 

「NHKの総合とBSプレミアムは迷わず全録画を勧める」「すべてを知り尽くしているように書く人は、すでに探求心を失くしていると思っている」「日本のメディアに掲載される海外ネタはレベルが低い」などを通して、最良の情報を入手して、不良の情報を削除するための基準を教えてくれます。

特に「ウィキペディアは、現時点で最強の学習ツール」は、何でググるかで知識の補完を可能にするかが決まることを示しています。

ウィキペディアの賢い使い方として、「ウィキペディアのトップ画面を開き、キーワードに関する説明を読む」「気になる青字項目(キーワード)を右クリックして新しいタブを選択」「繰り返し、ブラウザー上部にタグを並べる」「タブを切り替えながら、縦横無尽に読んでいく」という順番で進めていきます。

知識を上書きしたいサラリーマンは、Web上の辞書であるウィキペディアを利用してみましょう。

 

オタクの視点から言うと、「時事ニュースに関しては日本語訳を待つより原文で読んだほうが早い」に刺さりました。

海外でもアニメのネタは盛んですが、日本語だけで情報を得ようとすると、日本にはほとんど情報が入ってこないからです。

「英語以外の言語で書かれた記事は一度英語にGoogle翻訳してさらにそれを日本語にGoogle翻訳したものを読む」ことで、英語だけでなく、フランス語やギリシア語などの多言語の情報を知ることができます。

オタクが世界から尊敬されているなら、日本から世界に発信していくためにも、まずは海外の情報を得るところから始めましょう。

 

#39歳からのシン教養 #成毛眞 #PHP研究所 #読書の秋2022

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