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❨871❩1974.1.17.木.晴→曇/チャパティ 1枚・1アフガニ(5円)/カンダハル→カブール:アフガニスタン

8時、カンダハル出発。
午前中青空が見え、太陽の光が強く、日光浴しながら行った。

1時頃、田舎町で40分止まった。雪が溶け、道はぐしゃぐしゃ。
みかんや乾物、それにシシカバを焼く店が、両側30m位ずつに並んで いる。
例の布パン(1アフガニのチャパティ)を買い、シシカバ(6アフガニ)をはさんで食った。
日本のお祭の出店みたいな感じがする。

チャパティ 1枚ーー1アフガニ(5円)
シシカバブ 4〜5本ーー6アフガニ (30円)
これで一食足りる。

車内は相変らず埃っぽい臭い。ひどい親は、子供の濡れたパンツを、俺の目の前にブラ下げていた。恥じ知らず!

女性は、頭から足先まで、スッポリ黒の衣装。何の意味があるのだろう?
子供(2歳?)だけ可愛い。俺を見ては、ニコニコ笑う。親父に似るなヨ!
あとの奴は、時々奇妙な声で歌を唄う。

もうーつ驚いたのは、昨日、横のオッサンと年の話をし、ふと前のじいさんに聞いてみると、とうに60才は越していると思ったのに、何んと41才と云った。
栄養の関係もあろうが、驚くべきものだと、しみじみ彼の顔を見た。

5時、やっとカブールーーアフガニスタンの主都一ーに着くと、4〜5人ホテルの客引きが来た。
3人が、日本語の紹介状まで見せてきた。
俺一人に集中し、大変なもんだった。

バスで町まで行き、20アフガニのホテル(100円)へ入ったが、あまり良くはない。
ストーブはあるが、マキ代は別との事。
それ程寒くもないので、使わない事にした。

近くの店で、肉と卵とパンを買って来て、固形スープで煮込んで食う。
物が安いナア。骨付き肉 500g 12アフガニ/60円。しかし固い。

このホテル、恐ろしい程に静かで落ち着く。

カンダハル→カブール


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