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❨766❩1973.10.4.木.晴(58miles)/ロッキーの自然の素晴らしさ/パゴサ→ウルフ・クリーク→Del.horte:アメリカ合衆国

寒い筈だ。シモが降りていた。

出発は8時。昼1時から、山路を3時間歩く。ウルフ・クリーク (10850Feet) に着く。

裸になって自転車を押していると、通りすがりの車が手を振ったり、「乗れ」 と云ったりしてくれた。昨日から5台もそんな車がある。

峠付近で休んでいるオッサンの前を通ると、ウィスキーを飲ませてくれた。

峠では、おばさんが珍しがって、写真を一緒に撮らせてくれと云ったり、ポテトチップをくれたりした。よくしてもらった日だった。

峠の頂上近には、日陰に雪があった。
ダウン・ヒルは、 スキー帽にキルティング、手袋といった恰好。スバラシカッタ!

Del.horteまで来る。

美れいな山、谷川が一日続いた。
自然の良さを、ここでも十分味わった。
ロッキーにこんなにもスバラシイ所があるとは、全く来てみなければ解らないものだ。
山の水の、冷たくてうまかったこと。

すそ野で草を食む牛や馬、平和ということの意義を、知らされる思いがした。
こんなにもいい所を、日本の皆んなにも、一緒に来て見せてやりたいものだ。

このアメリカも、良さというものは、町にではなく、自然のきびしい田舎にあることが判った。

パゴサ→ウルフ・クリーク

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