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答えはオヤジの背中だった

答えはオヤジの背中だった
まさかの答えである

僕が開発したスラックレールと言う
幅6センチ高さ3センチの蒲鉾状の
柔らかく細長い商品

元はスラックラインと言う、綱渡りの
練習を安全安心で、老若男女国籍障がいを
問わず遊びながら練習できるトレーニングトイ
として開発したもの

3年で7万本を売り上げ、開発者の僕自身も
約2万人の方々をその魔法のカマボコに
乗せ続けて来た

乗った方々が口にする、気持ちいい、
なんとも言えない感触

開発する上でこだわった、触感、耐久性、
様々な素材を乗り比べ、形状も追求した

実は発売から一年で一度リニューアルをして、
さらにその感触を自分の求める理想に近づけている

そして昨日、スラックレールを取り入れて
いただいている、発達障がいの子達の
放課後デイ 群馬県前橋市のとらびっこさんから

ある子は、日頃から、授業中に、練り消し作りや落書き、性器いじりなど手悪さが目立つお子さんです。
とらびっこでは、その代用品として、スラックレールを使用した所、スラックレールを引っ掻いたりしながら気持ちのコントロールを調整中。家や学校と比べ、破壊が少なく落ち着いているという成果があります。

ちなみに、家では、壁を爪でガリガリ削ったり…

とらびっこのトイレも相当削られましたが、以前よりも減りました!!

体ももちろんなんですが、自分の気持ちや仲間の気持ち。
子ども達は、毎日、葛藤しながら成長しているんだなぁ。

スラックレールの心地良さは、強い味方ですね!と連絡をいただきました。

そして以前から感じていた、
スラックレールの感触は
ヒトの肌に近いのです、柔らかく、弾力があり、
触っても冷たくなく、グニョグニョするけど
耐久性もあると返事を書きながら
この感触って

と考えていたら

遂に記憶がフラッシュバックした

子どもの頃、僕は体も小さくガリガリで
軽量だったこともあり小学校高学年まで
オヤジに背中を小遣いやるから踏んでくれと言われオヤジの背中をマッサージで踏んでいた

その張った背中は、柔らかすぎず硬すぎず
、グニョグニョしながらも、暖かく
自然とバランスを取りながらのフミフミは
オヤジも気持ちが良いけど、僕も小遣い稼ぎ
もあるが楽しみだった

あまり言葉を交わすコトは少なかったが
そんなコミュニケーションだったのかも
しれない

そうその感触、魔法のカマボコ スラックレールの正体は、オヤジの背中だったんだ


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