楽しいことと言ったら
昨夜の娘、居間のソファベッドでよく眠れたようです。夜中もトイレに起きたりはしていなかったはず。一度起きて水を飲んでいたのは私も気がつきました。それ以外はこちらも熟睡していたので。でもまあ、よく眠れたはずです。
私は娘の部屋で寝ました。すのこベッドが凸凹していると思ったら折れている一箇所が重なっていました。なぜ。それを平らにしてから睡眠。娘の部屋は和室よりも暗くて静かです。居間が一番暗くて静かで次が娘の部屋、私がいつも寝ている和室は明るくてうるさいです。
朝になって居間に向かうと娘は既に起きていました。ソファベッドの上で向こうを向いて背中を丸めてあぐらをかいて座っていました。熊っぽいです。
「おはよう」
娘は返事をするでもなくふわーっと立ち上がりふわーっとトイレに向かいます。目が座っています。あまりよろしい状態ではなさそう。
とりあえずクスリの用意をします。そのうえでフリーズドライのお汁粉を勧めてみました。飲むそうです。
お湯を沸かして熱々で、ズズッとすすっているうちに表情が少し穏やかになってきました。先ほどの不穏な感じは空腹とか低血糖とかそういうことだったのかもしれません。
「あ、玉子焼いたら食べる? オムレツ」
「食べる」
急いで焼きます。ケチャップもパセリも無くなりました。買ってこないと。
お汁粉とオムレツで生き返ったようです。クスリも飲んでもらいました。
「今日はご飯炊いてないからレンチンするご飯置いとくから食べたかったら食べて。冷蔵庫に煮物とサラダもあるから、それも食べて」
「わあった」
私の朝食もオムレツとスーパーの半額惣菜の煮物とかぼちゃサラダ、それに加えてレタスと水菜とキュウリ。ヘルシー。
出勤。25日の締めの関連の作業も完了。これで月末までのルーチンはすっかりきれいになりました。経費も精算。月初の作業は連休明けだな。
今日は暑い上に紫外線が強く、昼過ぎからかなり強めの頭痛に悩まされました。田舎者なので光化学スモッグ的なサムシングを誘発する東京の紫外線には耐性がないのです。春の紫外線は本当にツラいです。
退勤。目が疲れたのは紫外線か画面の見過ぎか、それとも飛んでる花粉・黄砂・PM2.5とかそんなのの影響か。
いつものスーパーで買い物。弁当とお惣菜半額タイム。今日は冷たいごぼう天蕎麦と温めるかき揚げ蕎麦にしました。もちろんどちらも半額です。筋子入りのおにぎりも娘と私の分。これも当然半額です。
帰宅。娘は和室のベッドでいびきをかいて寝ていました。冷蔵庫のものもレンチンご飯も完食。朝用意しておいたピッチャーの飲み物もふたつとも完飲。もしかして日中暑かったのかなあ。そろそろクーラーの試運転をしておかないと。
娘が起きる前にかき揚げ蕎麦とおにぎり。おにぎりの具の筋子が少なくて笑いそうになりました。なんかもう、インフレでいいことってなんなんだろうか。私には思いつきません。
娘が起きてきたのでごぼう天蕎麦とおにぎり。
起きたての娘は眉間にシワが寄っています。
「笑顔笑顔。楽しいこと考えて。うんこのこととか」
思わず笑顔の娘。やっぱりうんこだな。
「おにぎりの筋子、少なくてびっくりすると思うよ」
しかし娘は無反応。うんこじゃないと反応しないのか。
食後にお風呂。風呂後にアイス。アイスもなんだか険しい表情。
「ほら、うんこうんこ」
やっぱり笑顔、うんこだな。
11時過ぎに部屋から出てきた娘は様子を伺っています。
「なんか食べたいんでしょ?」
「んあ」
焼きおにぎりと味噌汁を用意しました。
「眉間にシワ寄ってるよ。楽しいこと考えて。ほら、楽しいことと言ったら……」
もうそれだけで笑顔でした。
うん、これからも。
いただいたサポートは娘との暮らしに使わせていただきます。ありがとうございます。