見出し画像

やめられない止まらない

昨夜、夕食後だいぶ経ってからのこと。電子ピアノの音量を小さくして弾いていたらいつの間にか2時間ぐらい経過していました。そして腰が痛い。猛烈に痛い。慣れないピアノでいつの間にか無理な姿勢になっていたからです。アイタタタタタ。

つい嬉しくなって部屋で独り言を喋っている娘に報告に行きました。

「パパね、今ピアノ練習してたら変な姿勢で弾いてたから腰痛くなっちゃったよ」

オレ、めっちゃ幸せそうだな。

娘はゲフフフフと笑っていました。楽しそうなの伝染るんだな。いいことだ。

それにしても痛い。これはまずい。痛み止めを飲んだりするレベルじゃないか。まずいって。

とりあえず葛根湯を飲んで横になりました。とっくに寝る時間を過ぎていたのです。

夜中の電子ピアノ、私は娘や(元)妻と違って打鍵が強くないのでご近所迷惑ということはないはずです。(元)妻はなあ、電子ピアノでもサイレントピアノでもすごい打鍵力だったからなあ。遅い時間に弾くと「何事?」って感じになっちゃうんだよなあ。本人に自覚がないのがまたなんとも。まあでもさすがに深夜にピアノはやめておこう。腰も痛くなるし。

夜中に何度も目が覚めて、その度に「明日は日曜だ」と確認してホッとしてからまた眠って。その繰り返しで朝。完全に寝不足です。今日が日曜日で本当によかった。

腰の痛みは治まっていましたが、頭が痛い。あと、だるい。そして眠い。ツラい。

娘は熟睡しています。睡眠のサイクルがずれているのはいつものことです。

今日も洗濯と風呂掃除。昨夜、面倒くさくて洗わなかった食器も食洗機へ。ドラム式洗濯乾燥機と食洗機には救われています。お掃除ロボットも買おうかなあ。まあ、それはいいか。あと自動化してほしい家事ってなんだろう。料理はいざとなればインスタント食品も弁当もあるからなあ。どうしてもって言うとなんだろう。思いつかないなあ。昔と比べたら充分に便利な世の中だからなあ。

娘は全然起きてきません。私の朝食兼昼食はチーズトーストとサラダとバナナでした。ああ、冷蔵庫に足りないの見繕って代わりに買い物に行ってくれる、もしくは配達を頼んでくれるみたいなインテリジェントな冷蔵庫は便利かも。とりあえず「いつも用意してる◯◯が無くなりそうですが、どうされますか?」みたいに聞いてくれたりだけでも楽かも。んー、でもうるさいから通知を切ってしまいそう。ダメか。

昼過ぎ、近所をウロウロ歩き回っている時に「こんなところにスーパーが」と思っていたところへ。外観よりも店内が広い。お客さんもいっぱい。このあたり、以前はちょっと先に地元の昔からやってるスーパーがあったんだけど、いつの間にか営業やめちゃってたんだよなあ。そうか、この辺の皆さんはここに買い物に来ていたのか。あー、でも値段は昨日行ったアウトレットの激安スーパーにはかなわないな。あそこ、野菜はハナマサや業務スーパーより安かったからなあ。多分ご近所だと最安だな。

行きも帰りもあちこちの桜並木を通り抜けました。そういう時期なんだよな。家のすぐ近所にも桜並木があります。去年も一昨年も娘に「桜、見に行こうよ」と声をかけましたが、断られました。今年は声をかけていません。

帰宅。娘が起きてきました。眠そう。寝てる? クスリだけ飲んで部屋に戻りました。もう寝てる。

8時頃、ようやく起きてきました。

「なんか食べる?」

「食べる」

「待ってて、用意するから」

事前に鶏もも肉を焼いておいたのです。それを温め直します。肉汁は鍋に移してキノコとスープに。鶏肉を焼いたフライパンでほうれん草とピーマンを炒めます。グリルでロールパンを温めました。娘にナイフとフォークで食べるか箸で食べるか聞いたらナイフとフォークとのことでした。珍しいな。

食後、娘が言いました。

「かっぱえびせん、食べていい?」

「そんなにかっぱえびせん食べたいんだ。いいよ、食べて」

すんげえ嬉しそうにかっぱえびせんを貪り食う娘。食べるスピードが速い、速すぎる。

「昔さあ、かっぱえびせん、テレビコマーシャルやってて、それが『やめられない止まらない、かっぱえびせん』ってやつでね」

私がそう言うと娘は心の底から嬉しそうにニカーっといい笑顔になりました。

まあ、かっぱえびせんで笑顔になるならいいか。

いいな。

いただいたサポートは娘との暮らしに使わせていただきます。ありがとうございます。