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現実の極限に追い詰められた時にどうなるかは予想もつきません

昨日の飛行機の炎上は千歳から羽田の便だったそうです。例えば娘と飛行機に乗ったとして落ち着いて冷静に誘導に従えるかどうか。

そういう時、娘はむしろパニックにならずに案外おとなしく従いそうな気もします。それ以前に万が一にもそんな事態に遭遇したらなにをどうしていいかわからなくて声も出せずに固まっているはずなので、指示が出たら何も考えずにそれに従うのではないかと。そんな気がします。

娘だけでなく、私もおとなしく従うはずです。私自身はいい意味でも悪い意味でも「フォロワーシップ」に溢れているようで、選択の余地がない指示であれば迷わず従い次善策があれば臆せず提案するというタイプです。まったくもって偉そうでも立派でもなく、(元)妻からは「下っ端感」と揶揄されていました。そうなんです。指示する側ではなくどう見ても下っ端。下っ端感。言い得て妙。

下っ端感はともかく、事故や災害などでは解決策を提示するその場のリーダーに「迷わず従う」フォロワーシップは大事だと自分は思っています。もちろん、そういう切羽詰まった状況でなく個々人の選択が可能であれば従わないことも可です。好きにしていい時は好きにしたらいい。私自身はどちらかと言うと集団行動が苦手なので、勝手にやれるのであればそうしたい気持ちのほうが強いです。それはそれ。

今回の飛行機事故では旅客機の乗客は全員無事に脱出できたとのこと。しかも車椅子の乗客もいたそうです。全体的に旅慣れた方が多かったのでしょうか、こういう時のフォロワーシップがしっかりしている事例を見るとホッとします。

一昨日の地震の被災者は避難所で救助を待っている方も多いとのことです。ひどい暴動や略奪などが起こらないことにもホッとさせられます。もちろん、極限状態で様々問題は起こっているはずですが、それでもです。

飛行機や列車の事故は外出しなければ巻き込まれることはありません。娘の状態を考えると外に出たくない理由のひとつでもあります。外でなにかあった時に極限状態はなんとか切り抜けたとしてそこから先はもうダメです。なので、外に出ないでいられるのであればなるべく外に出たくありません。

自宅にいて遭遇してしまう災害の場合はもうどうしようもないとは思いますが、それでもできれば避難はしたくありません。自宅以外で落ち着いて過ごすことは非常に困難です。

大きな災害や事故があると必ず娘のような病気や障害を抱えた方が巻き込まれた場合を考えて暗澹とした心持ちになります。現実の極限に追い詰められた時は単に言葉を失い妄想も停止するのではないかと思いますが、だからと言って現実を認識し理解しているわけではないのです。直後に多分いつもと違う妄想がやってきます。それが怖い。とても怖いです。

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