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想像する | 夏。

今年の暑さは異常ですね。
不快指数MAXな湿度と暑さで、家を出て最寄り駅に着いただけで滝のような汗が流れ落ち、ハンカチでは間に合わないのでタオルを持ち、1枚では足らないので2枚持ち歩いています。プラス着替えも。

何なんでしょうね、、、、、

ほんと何なんでしょうね!この暑さ異常すぎます!

わたせせいぞうさんのイラストにあるような、オープンカーで海沿いを走り、程よい日差しを浴びながら手で夏の風を掴んだりして。
BGMは大滝詠一さんの曲がピッタリ。

くちびるつんと尖らせて……♪(君は天然色)

想像するだけでどこまでも爽やかな気分になりますね。

でもそれは夢のような話……

これを今の気候でやったものなら直ぐにコンバーチブルを閉めるでしょう。
もし開けっ放しなら、熱中症になるでしょう。
ハンドルやレバーやシートは熱を帯び火傷に気をつけながらじっと座る。
シートもガサガサに劣化し、携帯電話はガンガンに熱せられ故障し、カップルは喧嘩になり、用意したお弁当は早くも腐り、チョコレートのおやつは高価なレザーバッグの中でドロドロに溶けシートまで浸透し、渋滞は止まず、気温40度に迫る太陽光線は容赦なく全身を焼き、前と隣の大型トラックの鉄の箱の荷台からも太陽光線が反射し人間ケバブ状態になり、べちゃっと肩に鳥の糞が落ち、バッグシートで蝉が死んでいる……

これが現実でしょう。
蝉が1匹どころか3匹は転がってるでしょうね。

車も故障やリコールが増えてると聞きました。この暑さは想定外だそうです。
自分は故障しない様に日々鍛えております。
相変わらず自転車のギアを最高の重い6段にしたままどこまでも走ってます。ママチャリ自転車で富士山まで行って往復したいと目標を立てていて、暑さが落ち着いたら決行しようかな。

夏らしい曲の代表作の一つと言えば、井上陽水さん「少年時代」。
この曲を聴くと、僕は生まれも育ちも東京なのになぜか懐かしさが込み上げ田舎が恋しくなる。郷愁を誘う秀逸な歌ですね。

八月は夢花火、私の心は夏模様……♪(少年時代)

真っ青な空、燦燦と照り付ける太陽、水平線の先には絵に描いたような入道雲が空を覆う。背中から夏風が抜け草木の匂いが鼻を通る。振り向くとひまわり畑が広がり、蝉が四方でぎゃんぎゃん鳴いている。暑さから逃れようと楓の木陰に入ると盛り上がった根っこに腰を下ろし、首に掛けている手拭いで額からうなじへと風呂上がりのように汗を拭う。魔法瓶の水筒のコップ替わりの蓋を開け、朝淹れたての麦茶を氷と一緒にコップに注ぎ、上唇で氷を堰き止めながらキンキンに冷えた麦茶をごくごくっと一気に飲み干す。息する間もなく二杯目も煽るように飲み干したところで深い深呼吸とともに麦茶の香ばしさが口に広がる。清涼感を感じるも数回の呼吸で麦茶の香りは氷のように消え、さっきまで冷たかった口内は体温へ戻りつつある。。
竹籠から竹の皮で撒いた塩むすびを取り出し一口頬張る。汗で失った塩分を補給するように塩の旨味が急速に体に沁み込んでいく。そこに付け合わせのふっくらした大きめの梅干を口に放り込み一噛みするなり果肉が口の中で破裂する。酸っぱい!とくちびるをつんと尖らせて、刺激が脳天を突き抜ける。耳下がギューッと締め付けられるような感覚の中で噛みつくように塩むすびを口に運び、梅の酸っぱさが喉に押し込められたところにヒマワリ色に光る金色のたくあんを齧る。噛むごとに唾液に乗って花の蜜のような甘さが広がり、酸味から甘味への大転換は快楽すら感じ、落差の大きさに恍惚から生まれる喘ぎが口から洩れる。
酸味より甘味の方が強いのかと化学変化に感心しながら、もう一つおむすびを掴み口元へ運んだ刹那、指先で米の大部分が離れ落ち咄嗟にもう片方の手で受け止めるもお手玉のように数回掌で弾んだところで地面に落下。サイコロのようにコロコロ転がり蟻の巣を蓋するように止まった。慌てふためく蟻たち。落ちたおむすびの近くには歯形がついたたくあんも落ちている。項垂れ溜息一つ。おむすびに付着した土と蟻をごま塩に例え、それを眺めながら指先に付いている米粒を一粒一粒を大事口に入れる。
無性に暑さを感じ熱る部分に目をやると、木漏れ日が右の肩を焼いていた。
まだまだ暑い八月。そして夢花火、私の心は夏模様……


自分にとって日本の夏を代表するものというと、裸の大将が一番初めに思い浮かびます。
短パンにランニング、自然に囲まれた田舎風景で木陰で休みながらおむすびをほお張る。日本の夏はやっぱり山下清さん!ではなく、芦谷雁之助さん!ドラマの影響が大きい笑。日本の夏の心のような気がするな。



カッパ橋へ行ったとき騒いでいる人がいたので
同じ方向を見るとなんとスカイツリーに虹が。
買出しに出かけたので縁起が良い☆


走ったり歩いたりで10km。
蒸し暑くてきつかったけど
終わって思うのです。
走って良かった、自分にお疲れ!




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