一週間で血圧を150から110まで落とした技法

ラーメンの食べ過ぎで血圧150という見事な数値を叩き出してから一週間が経過した。

さすがにこれはアカンと反省し、真剣に様々な各種文献を読み漁り試行錯誤した結果、わずか一週間程度で血圧を正常値にまで戻すことに成功した。


その後も複数回の血圧測定を行っているが、基準値範囲内に収まっている事を確認している。


高血圧はサイレント・キラー

高血圧は医学界隈ではサイレント・キラーとして知られている病で、痛みや自覚症状に乏しい事もあって、放置している人が非常に多い病気として知られている。

実際、自分が高血圧になった事を報告したところ「実は自分も…」という声が相次いだ。


若い人は検討もつかないだろうが、不摂生を続けていると30代後半から信じられないぐらいに健康診断の数値が動く。


血圧に血糖値、中性脂肪にγ-GTPなどなど…


残念ながら無敵の鉄人などこの世には居ない。一時的に「酔うてへんで!」とか「寝ないでも仕事ぐらいできるわ!」と強がる事は可能でも、それを継続し続けていると見事に健診で最悪の数値が突き返されてくる。


このように様々な形で破綻が示されるのだが、この中でも最もわかりにくいのが血圧だろう。


よく「ちょっとぐらい血圧が高くても問題ないって聞いたけど、実際にはどうなの?」と聞かれることが多いのだが、血圧が高いと何が悪いのかは大変に理解しにくい。


血管に高い負荷をかけ続けると、そのうち土管が破裂したり詰まったりする

血圧が高いと一体なにが悪いのだろうか?この事を簡単に理解するのに役立つのが風船である。


たとえばしぼんだ風船を考えてみて欲しい。

この風船が低圧か高圧かと聞かれたら、多くの人は「そりゃ低圧でしょう」と答えるだろう。


つぎに膨らませまくった風船を考えてみて欲しい。

この風船が低圧か高圧かと聞かれたら、多くの人は「高圧」と答えられると思う。


低血圧と高血圧の理解は一般人ならこれぐらいで十分だと僕は思う。


血圧が低いと風船が破れようにもやぶれられないのに対して


血圧が高いと常に風船に負荷がかかりつづけるが故に、劣化が進み最終的には画像のように破裂する。

大きな血管より、小さな血管が問題

もちろん…数年スパン程度なら、ちょっとぐらい張りがあったからといって特に問題はない。劣化は多少進むだろうが、それでも今すぐに死ぬような事にはならない。


しかし…これが数十年も続くとなれば、結果は明らかだろう。低圧の風船はダルダルで負荷がかかっていないからピチピチのままなのに対して、高圧の風船はピンピンばっかが続いていたのだから、当然のごとく劣化が早い。


こうして圧がかけられ続けた血管は潰れたり破けたりする。デカいとこが破けたら脳出血やら心筋梗塞、大動脈解離といった激しい症状がでるのだが、そういう場所が破けなかったら問題なしかというと、そういうわけではない。


指を切った時に血が出るのをみれば分かる通り、人間の血管は全身に張り巡らされている。そういう細い場所の血管だって、高血圧の影響を勿論うける。


そういう細い血管の集合場所で最も重要なのが腎臓だろう。人工透析という単語を聞いたことがある人も多いだろうが、糖尿病とか特殊な病気にならずとも高血圧が続けば、そのうち腎臓も限界を迎える。


血管は人間のインフラのようなものだ。栄養を運びもするし、老廃物を運んだりもする。このように働き者だから、優しく労ってあげられるのなら労ってあげるべきである。


本題

さて、では以下でどうやって血圧を下げていったのかについて書いていこう。

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