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王の帰還-UFC285-

■ジョン•ジョーンズ vs #1シリル•ガーヌ


ヘビー級タイトルマッチ。JJ復帰戦。ライトヘビー級最後の方の試合(アンソニー•スミス〜ドミニク•レイエス戦)は、守りに徹した試合で観てて面白くなかったし、レイエス戦に関しては「これ、レイエスの勝ちじゃない?」とも思えたから今回のヘビー級復帰は正直な所厳しいかなと思ってたら...シリル•ガーヌに対して圧倒的な1Rフィニッシュ勝利。これはたまげた。ガーヌは右手の怪我?骨折?疑惑こそありはするけど、再びJJ神話が誕生するのかもしれない。次戦はスティーペ•ミオシッチとの事。

■#7ジェフ•ニール vs #9シャフカト•ラフモノフ


ウェルター級。16勝無敗で全フィニッシュの怪物ラフモノフが登場。ニールのテイクダウンディフェンスが上手く打撃戦となったけど、優勢に進めて最終ラウンドではスタンディングでのチョーク葬。ニールは思いの外踏ん張り、ラフモノフに効かせる打撃もあったが、一歩及ばす。果たしてTOP5ランカーとはどの様な試合になるのか、非常に楽しみ。

■#7マテウス•ガムロット vs #10ジェイリン•ターナー


ライト級。本来はフッカーvsターナーだったけど、フッカーの怪我で急遽ガムロットが参戦。ターナーの打撃で危うい場面もあったけど、テイクダウン&コントロールでガムロット僅差の判定勝利。ターナーは一見そんなに強い打撃には見えないんだけど、ガムロットは効いてる場面が何回かあったし、脅威。ガムロットも怯まず3Rも果敢に攻めたのはさすが。ライト級ランカー対決はどの試合もレベルが高く見応え抜群。

■ボー•ニッカル vs ジョーダン•ピケット


ミドル級。NCAAディヴィジョン1で3度優勝したボー•ニッカルのUFCデビュー戦。いきなりメインに抜擢される辺りかなり注目度は高い。相手は噛ませ犬には丁度いいUFC2勝4敗のピケット。結果は予想通りニッカルが早々にグラウンドへ引き込み肩固めでフィニッシュ。しっかりセット出来ておらず何度か抜け出される場面もあったけど、ハーフセットのままフィニッシュ。次はボクレスの得意なファイターとの試合が観てみたい。

■コーディ•ガーブラント vs トレビン•ジョーンズ
バンタム級。元バンタム級王者のガーブラントは直近6試合の内5試合が負け。しかも4つが1R以内にTKO負けしてる。次負けたら洒落にならないという事で選ばれた対戦相手がUFC1勝3敗のジョーンズ。元バンタム級王者もこのまで堕ちたかと思うと悲しいばかり。肝心の試合内容は、勝ちに徹して判定勝利。今回はそれで正解だろうけど、次回は本来のガーブラントを期待します。テイクダウン上手だった。

■#5デレク•ブランソン vs #10ドリカス•デュ•プレシ
ミドル級。ドタバダ劇場でお送りするプレシは一気にトップ5ランカーのブランソンと対戦。1Rはブランソンに押されてたけど、2R以降はプレシ得意の泥沼劇場に引きずりこみ、見事TKO勝ち。てかUFC、タオル投入制度あったっけ。いずれにせよ、なんだかんだ勝ち続けるプレシさん、只者ではないのかも。。。

■ジュリアン•マルケス vs マルク•アンドレ•バリオー
ミドル級。骨太な打撃戦をバリオーが制した。1Rこそマルケスが勢いで押してたけど、打撃のレベルはバリオーが上回った。マルケス、打撃に拘らず、寝技も使うとまた違う展開になっただろうに。

■イアン•ギャリー vs ソン•ケナン
ウェルター級。ギャリーはMMA10勝無敗でルーキー。UFCもデビューから3連勝中。ウェルター級、ルーキー多すぎ。試合が終わってみると、終始ギャリーが攻め続けケナンは防戦一方、3RにたたみかけTKOでの勝利となったが、1R中盤のケナンの左フックでのギャリーのダウンはかなり効いてた様に見えたし、これがケナンでなければ攻め立てられTKO負けしてた可能性は非常に高い。ギャリー、伸び代のある今後も十分に期待出来る選手ではある。次はランカー一歩前の選手とかな?

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