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韓国の『とにかくスピード重視!』文化を感じた出来事②-ノジェス先生の秘書生活231224-

前回の続きの投稿です。韓国のスピード文化を身をもって体感していた矢先でした。「韓国では韓国の文化に合わせて、スピード意識しなきゃ」と、韓国の高速道路を運転していた、ある日。事件が起きたのです…

毎週水曜日に放送されるネット放送「ノジェ水曜日」の開始まで、あと10分。スケジュールが詰まっているノ先生は、放送直後に銀行にて用事を済ます必要がありました。道案内は私がするねとノ先生が言って、車内からノジェ水曜日の放送がはじまりました。

大邱へと向かっている高速道路の道中。僕はノ先生に教わった話を思い出しました。

韓国の高速道路を運転し始めた僕は、ノ先生に何かあったら問題だと思い、追い越し車線でも時速100km程度のスピードで運転していたんです。すると、

ノ先生「遅いよ。韓国で追い越し車線を走る時には、前の車に追いつく位のスピードで走らなきゃいけないんだよ」

と指摘を受けたんです。そっかー。左右逆の韓国道路に怖がってるなぁと思いながら、徐々に慣れていこうとしました。

そんなことを思い出し、「よし。頭もスッキリしてるし、放送直後に銀行到着できるようスムーズに送り届けるぞ」の気持ちで、バンバンスピードを出して走りました。

その間、ノ先生は放送に集中していました。すると突然、ノ先生の目がまん丸に。放送を一旦ミュートして、

ノ先生「あれ!もう出口(IC)、通り過ぎてるよ!」
たかと「え!ほんとですか!」

なんと、ノ先生の中では、「また隆人は100km/h程度で運転するだろう」と思っていたらしく、予想以上に速く走っていたことに驚いていました。

ノ先生「どれくらいのスピードで走ってたの!?」
たかと「130~140km/hくらい出てました」

ノ先生は驚いた顔をしながらも、必死に生放送中のトークを続けようとしていました。けれど僕は道が分かりません(笑)先生は道案内をしながらなので”話したり…止まったり…話したり…止まったり…”。

すると司会からは「先生話してますか?ミュートですよ」と声が。道案内をしながらトークをしなければいけない先生は、珍しくあたふたあたふた。

僕も「やばいやばい」と思いながら、次のICの出口に向かいました。すると先生からジェスチャーで「車をとめて」のサインが。

まずは、放送をしっかり終えました。先生はこちらを見て、ようやく落ち着いた様子で微笑み、「もう、あなた速すぎるよ!」とツッコミをいただきました(笑)

「いやー、ここはどこなんだ?」
「銀行のアポイントに間に合わなくなるかもな」

と話しながらも、ナビに従い車を走らせましたが、あっという間に目的の銀行に到着。なんと、間違った出口から出たと思いきや、その出口は目的地に最も近い出口だったのです。

「いや~、たかとはミスしても、逆にいい結果をだすね~。」と笑顔の先生。「どう受け取ったらいいんだろう?」と思いながらも、僕もとりあえずは一安心。

そこからは「久しぶりにこんなにドキドキして、とても楽しかった!」と笑顔でワクワクしながら話すノ先生(笑)どんなドラマも最後は「あー!楽しかった!」と映画を観ている感覚で楽しんでいるんだろうなと思った一日でした♪

最後まで読んで下さり、ありがとうございます!

小林隆人

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