見出し画像

民主主義は効率が悪い...

おはようございます!
 
100分de名著の話です。
 
1月はジーン・シャープの
「独裁体制から民主主義へ」
でした。
 
「非暴力闘争のクラウゼビッツ」
と言われるだけあって、
非暴力でいかに勝つかを
科学的に追求した本で新鮮でした。
 
私は、
優れたリーダーを待望する風潮
が好きではなく、
分厚い中間層から、
次から次へと小粒のリーダー
が湧いてくる
フォロワーシップが良いと考えています。
 
1人のリーダーに命運を託すような
ハイリスクはご免こうむりたいのです。
 
そのような私には膝を打つような話が
いくつもありました。
 
中でも、効率を追求する社会、
誰かに任せた方が話が早いとする社会は、
独裁体制を生みだしやすい
とする話は、特に印象的でした。
 
民主主義は
面倒で効率が悪い
のです。
 
いちいち話をして、
様々な意見に耳を傾け、
ひとつの方向性を見出したとしても、
マイノリティに配慮しなければなりません。
 
聞いたり聞かれたりが必要なのです。
 
膨大な労力を擁します。
しびれを切らしてしまいます。
ストレスフルです。
 
しかし、小田原評定をしているくらいが、
決定的な失敗はせずにすむので
まだましです。
 
誰かに任せて、
敗戦とか、原発事故とか、円暴落などを
起こされることを考えれば、
本当にましです。
 
しかし、
日本は家父長制の家族文化が根強いので、
お父さんに任せて、皆はそれに従う
という流れになりやすい。
 
そのように、E.トッドが分析していました。
 
気を付けたい。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?