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新しさと古さの共存

おはようございます!
 
ポートフォリオは古典的な言葉です。
 
性質の違うものを取り込むことで、
リスクを分散するやり方です。
 
投資家の立場でいうと、
ローリスクローリターンの投資先と
ハイリスクハイリターンの投資先を
取り込んだり、
生活に欠かせない安定した食品会社と
時々大ヒットを飛ばすゲーム会社を
取り込んだりします。
 
その時、投資先会社の商品は単品だ
とわかりやすくなります。
 
投資先がポートフォリオを組んでしまうと
その組み方を理解しなければならなく、
二段階の理解が必要になるからです。
 
ポートフォリオの組み方を
考える投資家にとって、
投資先は単品である方が
理解しやすいものです。
 
投資先の栄枯盛衰に合わせて、
投資先を入れ替えていけばよいのです。
 
投資先の会社にとっても、
ひとつのことに専念した方が効率が良い
でしょうという考え方です。
 
選択と集中です。
 

 
一方で、その投資先の
会社にいる人にしてみると、
商品の栄枯盛衰にあわせて
転職していくわけにもいかないので、
ひとつの会社の中で
ポートフォリオを組もうとします。
 
はやっている事業で利益を得ながら、
次のはやる事業の種を取り込もうとします。
 
ここでの前提は、
会社は存続すべく努力をするということ。
そこで暮らす人がいて。
そこで伝統をつなごうとする人がいる。
共同体、ゲマインシャフトです。
 
しかし、投資家からすると、
わかりにくくなるので、
ここで軋轢が起こることになります。
 

 
投資家の場合、
お金をひとつの会社から引き揚げ、
別の会社に移すだけですから簡単です。
 
しかし、生身の人間が転職していくことは
それほど簡単ではありません。
 
ここが決定的に違います。
 
どちらの立場に立つかで、
新しさと古さの共存への考え方は
大きく違ってきます。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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