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功と徳。どちらを取るか?

おはようございます!
 
「功あるものには禄を、
徳あるものには地位を。
仕事に情を持ち込むな」
 
京セラの久芳徹夫さんの言葉と聞きます。
なるほどなと、好きな言葉です。
 
ただ、考え始めると結構、難しい内容です。
 
功はあるが徳がない人。
確かにいます。
そういう人には、禄で報いる。
確かに報いるべきですし、できそうです。
 
一方で、
徳はあるが功がない人。
確かにいます。
そういう人には、地位で報いる。
しかし、本当に報いてよいのでしょうか?
徳があれば、人が慕ってきて、
功をあげられるでしょう。
そうであれば、
功をあげた時に報いれば良いと思えます。
 
ならば、
功だけで評価すればよいとなります。
しかし、功だけで評価しては、
近視眼的に手段を選ばずとなって、
危うい組織になりそうです。
 
一方で、(功をあげていないにもかかわらず)
徳を評価して報いると、
功をあげている人から不満が漏れそうです。
あぁ、だから禄ではなくて
地位で報いるのですね。
ただ、それでも、功をあげた人は
地位を欲すると思います。
 
私の感覚からすると、
功を基本の評価体系として、
徳は特例事項として加味するという
加減がよい気がします。
 
それは、久芳さんのお眼鏡に
かなうのでしょうか。
それともお叱りを受けてしまうのでしょうか。
 
とここまで書いて思い出しました。
仏教の世界では、
「功徳(くどく)」と言います。
功と徳とを分けることに
無理があるのでしょうか。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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