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戦争は頭が起こし、心と体が止める

おはようございます!
 
スパーリングは、
第三者が見ていなければ
してはいけないことになっています。
 
軽くあてるだけの練習で始めても、
ちょっとした拍子に打撃が当たると、
本能的に反撃してしまい、
気がついたら
本気の殴り合いになってしまうからです。
 
そうなったら、
第三者が二人の間に足をねじ込み
引きはがさないと終わりません。
 
時間がたち冷静になれば、
ごめんねとなるのですが、
その瞬間は制御不能です。
 
乱闘を自制できなければ、
誰も練習相手をしてくれませんから、
強くなれません。
強い人は、自制ができる人なのです。
 
素手で殴りあうシーンを
ドラマなどで見ますが、
あのようなことも普通しません。
殴る方もこぶしを痛めてしまうことを
知っているからです。
 
そのような経験を何度かすると、
ストリートファイトなどしなくなります。
 
関節技で有名な
プロレスラー藤原喜明さんがいます。
 
かなりのこわもてで、
やくざと見分けがつかないような
顔立ちをされています。
 
しかし、藤原さんは格闘技が
ストリートファイト化することに
警鐘を鳴らしていました。
 
「ストリートファイトと一緒にするな!
俺たちはちゃんとルールの下で
勝負しているんだ」
 
そう話されていました。
 

 
戦争は、心や体が痛んだことのない人が
始めるのでしょう。
 
宗教戦争やイデオロギー戦争。
市井の人が始めるというより、
教団や国家など頭で作られた組織の人が、
頭で考えて始めるのでしょう。
 
最前線の人は、
心や体が痛むので、
そうした事態は何とか避けよう
とするものです。
 
やったとしても、
ほどほどにしておこう
と考えるものです。
 
宗教のるつぼと言われる
エルサレムに行ったとき、
そこに住んでいる様々な宗教の人が
工夫を凝らして静かに暮らしていて
印象的でした。
 
考えたらあたりまえです。
毎日そこで暮らしているのですから、
生活が平和でなければ困ります。

騒ぐのは、その周辺の人です。
 

 
ナショナリズムで
興奮している人がいます。
ナショナリズムで
潜在的に興奮している人も
結構いそうです。
 
そうした人たちには、ぜひ、
コンタクトスポーツを
お勧めします。
 
痛い思いをすれば、
相手の痛みにも
思いを馳せることができます。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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