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貧乏人の知恵

おはようございます!

お金がないのは
悪いことばかりではありません。

創業の時はお金がないものです。

さあ会社を始めるぞ!
と意気込むのですが、
しばらくすると、
預金通帳から
お金が確実に減っていくのを
見ることになります。

家賃、給料、社会保険料、
通信費、交通費、など。

虎の子の集めたお金が消えていきます。
私はこれを「恐怖の砂時計」と呼びます。
あと、何カ月しか持たないことが
とてもよくわかるのです。

その時、
「売上はたまにしか入ってこず、
費用は確実に出ていく。
経営とはこの矛盾の
つじつま合わせなのか」
と実感しました。



ですから、
あの専門家に聞きたい、
この人に顧問をしてほしい
と思っても先立つものがありません。

自然と、
ただで何とかできないか
と考えることになります。

まず、その人のことを徹底的に調べます。
記者なら記事を、学者なら論文を、
経営者なら事業を可能な限り調べます。

そして、その人がやろうとしていることや、
やりたいであろうことを想像します。

そのことに貢献できるように、
こちらがお願いしたいことを
結びつけるのです。

そして、手紙を書いて、電話をして、
お願いに上がるのです。

その時は必要に駆られて
そうしていたのですが、
しばらくすると、
相手のことを調べて、
関心事を探り当て、
アプローチすることが
習慣になってきました。

私だけでなく、
会社の仲間もそうなってきたのです。

とても良いことでした。
お金ですまそうとしていたら、
お金を払うのだから
それで相手との関係はイーブン
と考えていたかもしれません。

お願いするのだから、
お金を払うのは当たり前です。
誰でも考えることです。

しかし、必要は発明の母です。

ただですまそうとすることは
決して悪いことではない
と私は思っています。

今日もよろしくお願いします。

安島

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