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誕生日だったから、ひとり生誕祭で東京ディズニーうぇいした話

9月5日に誕生日を迎えた。死なずに生きられた。

ここまで生きてきたことを褒めてあげるべきか。

あるいは罵るべきか。この死に損ない、と。

今年のひとり生誕祭は、自転車に乗って夢と魔法のうぇいうぇいリゾートまで走ってきた。

ちなみにひとり生誕祭のタイトルは

『ひとり生誕祭、祝、20年目の14歳❗❗ 〜オレも昔はイタかったヨ 今もか❗❗ なんちゃッテ😜〜』

にした。

自転車は良い。

普段電車ではないといけない場所へ自分の足で行く達成感がある。

さらに良い運動になるから、脂肪が燃焼される。

そして何より、交通費やガソリン代がかからない。エンジンは自分の体なので、飯さえ食べていれば走る。食事=燃料補給。

うぇいうぇいリゾートのある舞浜へは荒川の河川敷(荒川CR)を走り、葛西臨海公園を経由するルートで行くことにした。

これが最短距離なのかは分からないけれど、荒川CRは信号も無いし自動車も走っていないので、交通状況に気を配りながら走る必要がない。

ただ黙々とペダルを漕いでいればよくて、私はこの道を「自転車の高速道路」と密かに呼んでいる。別に密かにすることでもないけどね。

誕生日の朝日を拝む。新しい歳に初めて見る日の出だから、これが本当の初日の出。

河川敷では自動車はいないのだが、少年野球チームが練習をしていたので、ボールが飛んでこないかを気にしなくてはいけなかった。

約2時間弱ほど走ったくらいで、河口から0km地点へ辿り着く。

ここが終点。

ここまで32km。

朝だからなのか、日差しはそこまで強くなく、気温もうだるような暑さではない。

それよりも天気が良くて風が心地よかった。

晴れ渡る空。自転車乗りやっててよかったと思う瞬間。これだけで、うぇいである。

一応、熱中症対策にスポーツドリンク2本と塩分補給タブレットを持ってきていたが、とりあえず大丈夫そう。

そして荒川CRを抜けて、葛西臨海公園へ到着。

この時の時刻は10時頃だったので「まだ朝マックできるじゃないか!」と歓喜。ブランチにビッグマフィンでも食べようと思ったのだが、葛西臨海公園駅前のマックはどうやら無くなってしまったらしい。残念。

仕方なく、そのまま千葉県へ入る。

お邪魔します、千葉県。

東京都と千葉とを結ぶ橋を渡ると、すぐに舞浜駅に到着した。

ここまで42km。

そして東京ディズニーリゾートに到着!!

ボンボヤージュ。ここも今、事前にネットで予約しないと入店できないようだ。

東京ディズニーランドの駐車場前。

プロメテウス火山が遠くにぼんやり寝てる。

プロメテウス火山と自転車と私(の指)

この写真の撮り方、流行りそう。

自撮りに抵抗があるけど、自分の姿を映さないのも勿体ないとかで、とりあえず自分の指を映しておく写真。絶対、流行る。

タワーオブテラーとディズニーリゾートラインと自転車と私(の指)

これを見て、リゾートラインに乗ってみようと思った。

確か1日フリーパスがあった気がする。これを買ったら、自分の誕生日の日付が載ったフリーパスが手に入る。

ディズニーランド前の駐輪場に自転車を停め、舞浜駅の方へ向かう。

ディズニーランド前にもリゾートラインの駅はあったのだけれど、その時間はランドに入園する人たちが列をなして歩いていた。

そして駅の改札は、列の途中にある為、ランドに入園する人の流れに乗る形となってしまい「列を乱す自分勝手な入園者」みたいな目で見られてしまい避けたかった。

私はランドへ向かう人の流れに逆らって歩き舞浜駅へ歩いた。

みんなディズニー仕様の格好をしており、とても幸せそうだった。

そんな中、汗まみれのスポーツウェアを着て、大きなリュックを背負う私は完全に浮いていた。

さらに自分でも分かるくらい服から汗の臭いが漂っている。

みんなマスクをしていたから、大丈夫…だと思いたい。

リゾートラインの改札に到着すると、キャストのお姉さん達が笑顔で手を振ってくれる。こんな身も心も汚い私に、笑顔をつくらせてしまい、手を振らせてしまい、とても申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

だがしかし、こんなこともあろうかと、ちゃんと着替えは用意してきた。だから、車内の座席を汗で汚すようなことはない。キャストのお姉さん、安心してください。

リゾートゲートウェイステーションでフリーきっぷを買い、改札をくぐってトイレへ行き、汗を拭って着替えをした。

これがその時に買ったフリーきっぷ。

期間限定のハロウィン仕様。

きゃわいいね…(´ω`)

さらに、車内は想像以上にきゃわいかった。

扉が閉まり発車すると、キャストたちが笑顔で手を振って見送ってくれた。まるでアトラクションに乗っているような気分になれる。

リゾートラインはただ移動の手段としてあるのかと思ったけれど、こんなところにもハピネスが行き届いているだなんて。恐れ入った。

これはぜひ、同じ周回列車の山手線にもぜひ見習って欲しいものである。

さらに車窓を眺めていると、外を歩くキャストがこちらに向かって手を振ってくれている。

パークに入らなくてもこんなに幸せな気持ちにさせてくれだなんて…

すごいね、舞浜。

さすがだね、舞浜。

夢と魔法と、ハピネスだね、舞浜。

ただ、私の場違い感は半端なかった。

前を見れば、なんちゃって制服を着て自撮りを撮っている女子たちがいた。

左を見れば、幸せそうな顔を見合わせてイチャつくカップルがいた。

右を見れば、ベビーカーを揺らし作戦会議をしている夫婦がいた。

そして私はというと、車内の内装や窓の外に映る景色を必死に写真に収め、Twitterで大はしゃぎしていた。たぶん、無表情を装っていたけど、顔は緩んでいたと思う。自分で想像してもキモいと思う。

だが別に、どんな目で見られようと、構わない。私は今、幸せだ。

ディズンーリゾートラインは4つの駅を周回しているが、その中でも私は東京ディズニーシー・ステーションが気に入った。

コロナが落ち着いたら、シーの年パスを買っちゃおうかしら。

ずっとこれに乗ってグルグルと周回したいと思ったのだが、この日は午後から雷雨の予報だった。長居をすると帰れなくなってしまう。

だから2周目が終わった駅で列車を降り、駐輪場へ向かった。

もし1日晴れの予報だったならば、日が暮れるまでグルグルやっていただろう。

名残惜しいが、ハピネスをチャージした私は舞浜を後にする。

舞浜周辺を走って、リゾートラインに乗っただけなのに、こんなに満たされるなんて。

舞浜の魔法はとんでもない。

ありがとう、舞浜。

また来るよ、舞浜。

そして帰り道、ガス欠を起こしそうになったので、亀戸で燃料補給をした。

肉、300g。

それからまた荒川CRへ入り、ハピネスの余韻に浸りながら、帰宅。

雷雨に遭うこともなく無事に帰ることができた。

総走行距離は90km。

とても充実したひとり生誕祭だった。

ただ、日焼け跡がとんでもないことになってしまったけれどね。

ちゃんと腕まくりをして走れば良かった…

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