見出し画像

080 写真もしくは僕のこと

今まで書いたnoteのタイトル画像の振り返り。
本文とは結びつかない、写真一枚の思い出。
※写真をクリックすると記事に飛びます


何十回、何百回と訪れた場所ですら
「ここに生きてるんだ」って意識をしないと、
何一つ記憶に残らない。

自分の立ち位置や見方を変えて替えて代えて、
やっとその場所が記憶になる。

(東京・目黒川)
鬱蒼とした森を抜けると、
まるでスポットライトが当たっているかのように
顔へ光がさした。
眩しいけど、
その眩しさで自分が主役になれたような
そんな気がしたんだよね。

主役になるってなんだか痛い。

大仏ビーム。

(奈良・天川村)
毎日変化のある仕事をしていると、
「僕って頑張ってるな」って思える日もあれば、
「ちゃんと働かないと」って反省する日もある。

押し並べたらきっと、
牛ほど働いちゃいない。

(中国・陽朔)


港町には港町の暮らしがあり、
里山には里山の暮らしがあり、
その土地土地に魅力がある。

「産地直送」「○○地方初出店」

遠くの暮らしを都会に持ち込む必要は
本当にあるんだろうか。

向こうから呼びつけるばかりで、
自分から行こうとしないのは
なんだか失礼じゃないかな。

(愛知・南知多)


自宅の窓を開けると、
ベランダから吹き込む風とやらかい日差しが
マンモス気持ちよかった。
どこにも行かなくていい。
ここが一番気持ちいい。

(大阪・自宅)


猿は、目の前にあることだけを理解する。
僕たちは、目の前にあることから物語を紡ぎ理解する。
そしてその物語に悩み、苦しむ。

「LINEの返事がないから忙しいのかな?」

「誘っても誘っても誘われないから僕に興味がないのかな?」

すべては自分が紡いだ物語。
猿の方が素直に生きてるね。

(ベトナム・タイニン)


「このトラックに乗れ」そう言われて僕たちは、
まるで家畜のように荷台へ積み込まれた。

前は見えないが、許されない速さで田舎道を縫うようにトラックは走る。

荷台で僕たちは何度も飛び跳ねては
天井に頭をぶつけながら、
今日きっと死ぬんだなって考えていた。

よかった、今日も生きている。

(タイ・クラビ)


田舎町であるはずの街に、溢れる未来。
VRゴーグルをつけた人々が戦車に乗りこみバーチャルな戦いに出撃する。

中国の4Dは凄い。
だってスタッフのおじさんが
猫じゃらしで客をくすぐってるんだもん。

(中国・桂林)


雪山は静かだ。

人もいないし虫もいない。

ミシッミシッミシッ

聞こえるのは自分が歩くその音だけ。

ミシッミシッミシッ

いや違う、この音は肋骨だ。

この日僕の肋骨は2本折れた状態で山に入った。

ミシッミシッミシッ

痛ぇよ痛え。

(徳島・剣山)


ある民俗学者は
日本人の生活を「ハレとケ」と表した。


「ケ」は日常であり毎日の繰り返し。

そこに祭りや行事などの「ハレ」という
非日常が入り込むことで
幸せを感じているのだと。

今僕たちは、毎日をハレだと言えるような
生活を選べるようになった。

 そんな日常に
「ハレ」の喜びは小さくなっていないか、
「ケ」の日常を大切にできているのか。

 もっともっと大切に日常を味わいたい。

(新潟・苗場)


***

-もの-

LUMIX
DMC-LX9

普段の生活では
大きな一眼レフを持ち歩くのをやめて、
iPhoneばかりで撮影していたけど
最近はこのコンデジを持ち歩いてる。

最近の機種と比べたら映像の性能はかなり劣るけど
こと写真で言えば変わらないんだよね。

少しアナログなグルグリ感、
やっぱりカメラは楽しいなぁ。

この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?