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ワクチン接種会場の段取りの良さ

先日、ワクチン1回目を打ってもらった。そのワクチン接種会場の段取りの良さにちょっと感動したのと、ついでに思いついたことがあるので書いておきたい。

そこはショッピングモールを利用した接種会場となっていたが、ちょっと早めに到着すると屋根付きの「屋外」で時間になるまで待機となった。屋内で待機させると感染のリスクもあるので良い工夫だ。かつ「屋根付き」というのもポイント。その日は雨が降っていたが、雨に打たれることなく待つことができた。

時間になって会場内にはいると間隔を空けたパイプ椅子に座って問診の順番を待つ。問診は二個のブースで行われていた。すると前の人を抜かして自分が呼ばれたので「おや?」っとなったが、よく観察するとブースの片方は「質問がある人」用で、もう片方が「質問が無い人」用に分けられているようだった。そういえば予診票に質問の有無のチェックがあったな。そうやって分けないと同時に質問が長い人が発生すると、そこで渋滞して注射する人が遊ぶことになる。良く考えられてるなと思った。

問診が終わるとワクチン接種のブースに案内されてそこで注射してもらい、接種後の注意事項とともに注射した時間が書き込まれた紙を渡されしばらく待つことになる。ワクチン接種後の急変に備えるためだ。時間になればその紙を担当の看護師さんに渡して、かるく顔色などをチェックされて終了。

アプリとかを使うこともなく、全て「紙ベース」だが、実に段取りよくテキパキと進んだ。今回のコロナ禍における政府のグダグダっぷりにうんざりしていたが、自治体のこの手際の良さには感動すら覚えた。日本もまだまだやるじゃん。

orangeitems's diaryさんも同じようなことを感じていたようだ。

思うにデジタル庁が進めようとしている日本版DXとかも、完全にデジタルに移行するのではなく、適所でアナログな部分を組み入れてやればうまく機能するんじゃないかと思った。「紙」は手堅い。電源不要でネットがダウンしても機能するし、なんていったって「バグらない」のが最高だ。むしろ災害の多い日本なら積極的に「紙」を活用すべきなんじゃないか。QRコードやOCRと組み合わせてやれば、いい感じでデジタルと組んでやっていけるんではないかと思った。

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