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日本の保険制度って実はスゴいと今更気付いた話

おはようございます、タカヒロです。

現在、2021年1月度の産業カウンセラー試験に向けて勉強真っ最中なのですが、問題を解いていたところ『産業カウンセリングの関係法令』という中に公的医療保険制度の話が出てきました。

そういえば普段何気なく利用している健康保険ですが、その中身ってあんまり詳しく知らんな・・・ということにはたと気付いたので、この機会に色々調べてみようか~と思い立ちました(相変わらず勉強という本筋から脱線する・・・)。

そうしたところ、日本って保険のレベルマジ高くね?と今更ながら思ったのでこうして記事に書き留めておこうと思った次第です。

いやね、見ていて本当に充実してんな~と感じたんですよ。


まず、日本は国民皆保険制度(こくみんかいほけんせいど)です。日本国民であれば、誰もが何らかの公的医療保険に加入する必要があります。

一般の会社員であれば健康保険ですし、公務員などであれば共済保険、たとえ無職の方であっても国民健康保険に加入することが義務付けられています。

義務づけられている、というとマイナスなイメージがすると思いますが、実際はこれのおかげで僕達は医療機関で治療を受ける際に全額のうちの1~3割負担(人によって負担割合は変わる。また保険適用対象外の治療は除く)というわずかな費用で済みます。

あまり自覚はありませんが、外国ではそもそも保険に入っていない無保険者という方も普通にいて、もし医療機関にかかろうとすると全額負担になります。

また、日本ではフリーアクセス制といってどの医療機関で受診するかは自分で決めることができます。

しかし外国では、まずはかかりつけ医に必ず受診して、その後もっとハイレベルな治療が必要であると判断されたら大学病院など大きな機関を受診する・・・という流れになっているところもあります。

つまり、仮に重大な病気だったとしても適切な治療を受けられるのが遅くなる可能性があるということです。これはちょっと怖いですね。


また、日本には高額療養費制度なんてものもあります。

先程日本では、保険適用されるものは1~3割負担で受けられるという話をしましたが、治療によってはめちゃくちゃ費用がかかるものもあります。

それは資産がたんまりあるお金持ちの方ならともかく、僕達のような一般市民にとっては死活問題です。

そこで、この制度を利用すると、なんと一定以上の金額はあとで払い戻してくれるのです。

ここで僕自身を例に出すと、僕は以前右肩の手術をした経験があります。

格闘技の練習で脱臼を繰り返し、反復性脱臼という状態で肩の関節がボロボロになっていたので、再発を防ぐための手術をしました。

この時の手術費用が約30万円(確か)、さらに10日間の入院も必要だったので総額50万円(同じく確か)かかるような状態でした。

しかし、この高額療養費制度のおかげで、僕が負担する費用は6万円前後で済みました(これも人によって異なります)。

僕はこの経験をするまで制度自体全く知らなかったのですが、もう日本すげぇなと思いました。

だって50万円が6万円で済むんですよ?金銭面はもちろん心理面も救われた気持ちです。手術決まった時「お金どうしよう・・・」と真剣に悩みましたから。


というわけで、調べれば調べるほど日本の公的医療保険のレベルの高さに感動するばかりでした。

実際、世界標準で見ても日本の保険のレベルはめちゃくちゃ上位にいます。

僕達はこれに慣れてしまっているのでなかなか気付きませんが、実はこれ全然当たり前じゃないのです。知らないって怖いですね。

仮にケガをしたり病気にかかっても、日本であればすぐ「病院に行こう!」と遠慮なく決断できますが、外国で保険に加入していない方は医療費が高額となるので滅多に病院に行こうとはしません。

こう見ると、日本が医療制度という面でいかに恵まれた国かがよく分かるといます。

この恵まれた状態にあるということを忘れず、当たり前だと思わず生活していこうと考えた、そんな日でした。


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