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【私見・高齢者ドライバー事故について】 ​

今回は何かお得になる情報とかではない。ただ、この問題はいつも思っていたけれども、さすがに最近事故が多いので本気で考えなければいけないことだと思う。早めに対応策を考えないと、負の連鎖が続くだけだ。
被害者にも、加害者にもその家族も周りの人も、みんなが不幸になる。自分なりの個人的な私見として述べたい。まずは、交通事故でお亡くなりになった人全てに謹んでお悔やみを申し上げたい。

高齢者ドライバー交通事故

今のニュースの怖いのはあまりにも毎日沢山のニュースが多く流れてくる為、SNSの表示のように次の日にはもう別な事件で消えてしまう事。
池袋高齢者暴走事故、その次に神戸市市営バス事故と事故は毎日どこかで起きている。特に、高齢者の交通事故問題は今後もっと増えるだろう。
忘れてしまったかもしれないが、認識してもらいたい。


自動車は人を殺すことができる凶器であること。

だから、免許制にしているのでないのか?
狂人が運転したら、運転の未熟なものが運転したら、お酒を飲んで運転したら、これは全てある一定の運転技術がない為に起こる事故だ。
高齢者ドライバーの中にも申し訳ないが、これに当てはまると思われる人がでてくる。ただ、皆さんに一緒に考えてもらいたいのは人は誰もが老いていき、運動能力も、判断料も、認識力も衰えていくこと。

ただ、それなら何歳以上は全員免許返納しろ!というのは乱暴すぎる。
日本でも東京を離れるとどうしても車は必要になってくる。仕事でも必要な人も沢山いるだろし、誰かの病院の送り迎えに必要だという人もいるだろう。 ただ、自分の不便さを解消するために車に乗り、誰かを傷つけたり殺してしまうことを天秤にかけた場合は当然優先されるのは人の命だろう。
 まず一番大事な事は、無関係な人を殺さない事、無関係な歩いている人がいきなり被害に遭う事を防ぐことだ。早急に一人でも悲しい事故を無くすためにもどうしたらいいか?


●まずは、運転免許制度の見直し

運転免許センター、教習所を含む。免許を一度とったら、ほとんど無条件で更新ができてしまう免許制度に問題があると思う。運転免許更新の際、あのザルのような更新システムを変えるべき。その時だけの認知症テストだけではダメだ!だから今、このような事件が多発しているのだから。
ちゃんとした空間能力運転技術を判断する必要がある。


●運転免許の自主返納率をあげる工夫。

自分の意思判断の衰えを認める事ができる高齢者は、おそろく免許の自主返納をするだろう。家族からの免許返納の相談を素直に受け入れるだろ。
それができない大人が、周りの人や家族も口出しできないような力や権力を持った大人が、事故を引き起こす要因の確立を自ら上げている。これは自動車には限らない、自転車でも当てはまる。高齢者の自転車事故は加害者にも被害者にも当てはまる。
 地域や、会社、家族の既得権者、権利を持った人に意見を述べるのはなかなか難しい。だが、その加害者が80才を超える高齢者の場合は、社会一般的には何か責任をとる立場にいるのは、実際はその息子や娘、周りの人達ではないだろうか。


●高齢者用の車両購入時の補助金

高齢者が車を購入する時に、自動ブレーキ装置・自動警告システムなどが付いている車両/ASV(先進安全自動車)が購入できるように税金や購入の補助金をもっと大きくする。この装置がついているだけで、本当にかなり違う、これは高齢者と言われる方にこそ、ぜひ使ってほしいから。
ただ、年金で生活している高齢者の人が、通常よりも金額が高くなるこの車両を買うには負担が大きくなる。
 だからこそ、国や自治体や、一部の有力者の協力が必要。
また、免許を返納した運転者に返納金としてある程度の金額ではなく、ボーナスと思われるほどの金額を出す。
タクシーやバスなどの補助金ではなく、フリーパスを渡す。それぐらいしないと車という、あんなに便利なものを運転できる権利(既得権)を手放すわけない。


●そして、生きている人全てが、生物はある程度平等に老いることに寛大な気持ちを持つこと。

日本はこれから、もっと高齢者と言われる人が増えるだろう。
どうか、歩くのが遅いからと、「チエッ」と舌打ちをしたり、「遅いんだよ!ジジィ」とわざわざ言わないでほしい。そう言っているあなたもいずれ、高齢者になるのだから。

終わりに

もう数年で自動運転の車両が当たり前になる時代になるだろう。
すると自動運転で人が余るであろうトラック・タクシー運転手の人が車の代行をしてもいいと思う。
そこら辺のサンデードライバーなどに比べたら運転技術は神レベルだ!! 

そのための根本的な法整備、改正を考えないといけない。特に日本は今、白タク禁止だから、これを緩和する、別な規制を法律を設定するだけでも、高齢者に対して変わってくると思われる。そして、車がない不便さを解消できる代替えサービスを工夫、考えていかないといけない。
これら解決策は国の関与、強制力は不可欠だ。個人でできることには限界がある。だから高齢者の交通事故問題は本気で国に急いで考えて欲しい事だ。

国が強制力を持って、そのレベルに達しない運転者を切り捨てていく。
その上で免許証返納に対しての十分な代替えサービスを提供する。
事故を起こさない予防システムをどれだけ作れるかだろう。
ただ、間違えてほしくないのは、制度だけを強化してしまって、その人の生活が不便になるのでは誰もそれを遵守しようとしないし、結局うまく機能しないだろう。

加害者の家族にも被害者の家族にも悲しい交通事故が少しでも無くなる事を切に願っています。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

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