見出し画像

データは「平均値だけでなく中央値・最頻値も見ることが大事」と実感した話~何歳で結婚する人が多いの?~

こんにちは。私は、デジタルマーケティングの会社で働いている自称マーケターです。最近のお気に入りは、ほうじ茶豆乳ソフトクリーム。さっぱりとした口当たりだけど、甘みもしっかり。コーヒーとともに味わうと、いくつも食べてしまいそう…。

このnoteではコーヒーカップを片手に、マーケティングの仕事で大事にしていることや、データを眺めて思ったことを自由につぶやいています。
今回は、データは「平均値だけでなく、中央値・最頻値も見ることが大事」と実感した話、をお届けします。

私の職場には20代前半から中ごろの人が多いのですが、最近「結婚式に呼ばれましたー。」という話を続けて聞きました。昔は「結婚してこそ一人前」などと言われ、職場の上司に無理やりお見合いさせられたあげく「結婚は人生の墓場」とかぼやきながら、新橋でお酒を飲んでいるサラリーマンがたくさん…という時代もあったようです。

今は価値観の多様化により、そもそも「結婚は人生の墓場」と感じる人は、もともと結婚しない、という選択をしていることが多い気がしています。結婚の有無と人生が幸せかどうかは関係ない、というのは周知のとおりです。とはいえ結婚に全く興味がなかった20代の中頃、友だちの結婚式によばれたときだけは、少しだけ心がざわついた記憶があります(笑)。

では、現在は、何歳で結婚する人が多いのでしょうか?

内閣府の調査によると、2020年の女性の初婚年齢の「平均値」は29.4歳、同じく男性は、31.0歳だったそうです。
コラム1 平均値と最頻値考察~「平均初婚年齢」と「初婚年齢の最頻値」の間には3歳から4歳の差~ | 内閣府男女共同参画局 (gender.go.jp)
ところが、中央値は、女性は27~28歳、男性は28~29歳となります。ちなみに、婚姻件数が一番多い年齢(最頻値)は、女性は26歳、男性は27歳です。
コラム1 (図2)年齢別初婚件数(令和2(2020)年) | 内閣府男女共同参画局 (gender.go.jp)

どおりで「友だちの結婚式に参加した」という同僚が増えるわけですね。

平均値の印象で「だいたい30歳くらいで結婚すればいいや~、私の友だちはちょっと早めに結婚したのね」と思っている方は中央値と最頻値も見直してみてください。「女性の初婚年齢平均値29.4歳=だいたい30歳!」と「女性の初婚年齢最頻値26歳」では受ける印象が少し異なりますよね…。

たかが3~4歳程度の違いではありますが、妙齢の方々の中には、大きな発見!と感じる方がいるかもしれません。平均値と中央値と最頻値、それぞれを把握しないといけないなー、と実感したデータでした。

次回は、「顧客データを分析するときは、平均値だけのデータで判断すると危険!」という話、を予定しています。興味があったらまた是非おつきあいください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?