代替療法はウソくさい?【5つの療法をご紹介】
医療に携わる方なら代替(だいたい)療法という言葉は耳にしたことがありますよね?
僕が患者さんにおこなっている鍼・灸・あんま・マッサージ・指圧などは言うまでもなく、代替療法の1つです。
※西洋医学の理論に基づいた施術方法やエビデンス(根拠、裏付け)のある施術も含まれますが、ここでは触れません。
他の代替療法のことが気になり、調べてみました。
そこで、この記事では代替療法を5つご紹介します。
※人工知能GoogleBardの力をかりて作成した記事です。
間違えがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。
では、代替療法について見ていきましょう。
➀サイモントン療法
1970年代にアメリカの放射線腫瘍医カール・サイモントン博士によって開発された、がん患者とその家族のための心理療法です。
サイモントン療法の基本理念は大きく2つに分類できます。
私たちは生まれながらにして本質的に健康な存在である
氣(生命エネルギー)を高める、または元に戻すことで、健康を取り戻すことは可能である
サイモントン療法ではこの理念に基づき、以下の方法を用いてがん患者の心身を癒すことを目指します。
イメージ療法:がん細胞が死滅していく様子をイメージする
カウンセリング:がんに関する不安や恐怖を解消する
生活習慣改善:適度な運動や食事療法などを通して、心身の健康を維持する
がん患者の心理的苦痛を軽減し、がんからの回復後の生活の質を向上させる効果もあると考えられています。
日本ではNPO法人サイモントン療法協会が存在するようです。
➁セラピューティックタッチ
1970年代にアメリカの看護学者である、キャロル・ロザマン・バードによって開発されたエネルギー療法です。
施術者が患者の身体に手をかざすことで患者のエネルギーの流れを整え、心身のバランスを回復させるとされています。
セラピューティック・タッチの基本的な手順は、以下のとおりです。
施術者は、患者の身体の状態を観察し、エネルギーフィールドの乱れを探る。
施術者は、患者のエネルギーフィールドの乱れを整えるために、手をかざす。
施術者は、患者の身体の状態を観察しながら、手をかざす場所や強さなどを調整する。
効果として、以下のようなものが挙げられます。
痛みの緩和
睡眠の質の向上
不安や恐怖の軽減
セラピューティック・タッチを受ける際には、以下の点に注意しましょう。
経験豊富で信頼できる施術者を選ぶ
施術中に不快感や痛みを感じたら、すぐに伝える
自分の体調や状態に合わせて、無理のない範囲で行う
西洋医学の治療と併用することで、心身の健康を維持・改善する効果がみられるかもしれませんね。
信憑性の高い記事はこちら⇩
➂SAT療法
1980年代に日本のカウンセラーである宗像恒次氏によって開発された、心理療法です。
SAT療法の基本理念は、以下の2つです。
私たちは、生まれながらにして本質的に健康な存在である
私たちの心の奥底には、問題を解決する力が備わっている
※先ほど紹介したサイモントン療法は問題の原因を過去のトラウマ、抑圧された感情に求める。
SAT療法は問題の原因を現在の生活、生き方の問題に求めるという違いがあります。
SAT療法ではこの理念に基づき、以下の方法を用いて心の健康の回復を目指します。
イメージ療法:問題解決に必要なイメージを探る
カウンセリング:問題の原因を探り、解決策を導き出す
ライフスタイルの見直し:心身を健康に保つためのライフスタイルを身につける
うつ病、不安障害、パニック障害、依存症、摂食障害、不登校、発達障害など、さまざまな心の病気に効果があるそうです。
筑波大学国際産学連携本部のページにSAT療法が掲載されていました⇩
➃ホメオパシー
18世紀のドイツ人医師ザムエル・ハーネマンによって創始された、補完・代替医療の1つ。
ホメオパシーの基本的な考え方は、以下のとおりです。
「類似なものは類似なものを治す(同種の法則)」
「より少なければ、よりよく効く(希釈の法則)」
これらの考えに基づいて、病気の症状を引き起こすような物質を希釈したものを、薬として使用します。
ホメオパシーの具体的な方法としては、以下のようなものが挙げられます。
ポテンス:物質を希釈し、振動を与える
レメディー:ポテンスされた物質を、錠剤や液体などの形で患者に投与する
アレルギー、風邪、インフルエンザ、うつ病、不安障害、がんなど、さまざまな症状に効果があるとされています。
しかし、有効性については、科学的な根拠が十分に示されていません。
また、ホメオパシーの薬は副作用がほとんどないとされていますが、アレルギー反応や、体調不良を感じるなどの副作用が出ることがあります。
日本ホメオパシー協会のページはこちら⇩
➄手かざし療法(祈り)
イギリスにおける手かざし療法は、19世紀にキリスト教の伝統に基づいて開始。
当時、病気の治療や癒しのために行われていました。
20世紀に入ると、手かざし療法はニューエイジ運動の広がりとともに、より広く普及。
近年、イギリスでは補完・代替医療の1つとして認知されるようになりました。
痛みの緩和、ストレス解消、不安や恐怖の軽減、など、様々な効果があるとされています。
イギリスでは、手かざし療法を行うための資格や免許は、法律で定められていません。
そのため、誰でも手かざし療法を行うことができます。
信頼できる施術者を選ぶため(受ける場合)には、以下の点に注意しましょう。
施術者の人柄や雰囲気が自分に合っているか
手かざし療法を受ける前にかかりつけ医に相談する
手かざし療法が西洋医学の治療の代わりになるものではない
余談ですが、我が国ではこのような療法をおこなう人の詐欺事件がありました。
さいごに
以上、代替療法を5つ紹介しました。
これらの療法を知ったのは、帯津三敬病院名誉院長の帯津良一先生の本を読んだのがきっかけです。
自分の知らないこと(科学的根拠がないもの)を真っ向から否定するのではなく、知ろうとする姿勢をもって今後も勉強に取り組んでまいります。
記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
僕の知らない代替療法についてご存知の方がおられたら、ぜひ教えていただけると幸いです。
Xでも定期的に情報を発信しているので、こちらもご覧いただけると嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?