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#21 【OneNote】デジタルワークシート(社会科編)

 私は、OneNoteをノートや紙のワークシートの代わりとして積極的に活用しています。Webサイトのリンクを貼り付けることができるため、調べ学習にも最適です。
 今回は、Microsoft OneNoteを活用した社会科の授業実践についてご紹介したいと思います。

1 ワークシートの作成

 タイピングスピードに差があるため、ワークシートは主に穴埋め形式で作成し、配付しています(図1)。児童は赤い■に入る言葉を考え、文字を入力していきます。授業の終盤には時間を確保し、調べ学習を行ったり、授業の最後に「今日のキーワード」として大切だと感じた人物や出来事、言葉などをまとめたりする活動も取り入れています。

図1 配付するワークシート

2 児童のワークシート(授業後)

 児童がまとめたワークシートを紹介します(図2)。
 児童は穴埋めの文字入力をするだけでなく、手書きの描画機能を活用して、中国とオランダの船をわかりやすく色分けをして囲んでいます。また、インターネットを活用して「鎖国」の意味を調べ、調べたリンク先のアドレスもしっかりと貼り付けています。
 OneNoteを活用することで、情報活用能力(情報モラル含む)も育成することができます。

図2 児童がまとめたワークシート

3 おわりに

 今年度、私は社会科の授業においてMicrosoft OneNoteを活用しました。児童たちはノートを活用した学習よりも、調べ学習やまとめる活動に積極的に取り組んでいるように感じました。さらに、社会科の学習を通じて情報活用能力(情報モラルを含む)を育成することができました。
 また、OneNoteの活用により、印刷する手間やコストを軽減することができ、添削や確認のために回収する必要がなくなりました。そのため、働き方改革にもつながったと感じています。ワークシートの配付方法や添削・確認方法については、以下の記事をご参照ください。

 今後も授業改善や働き方改革に向けて、効果的な活用方法を模索していきたいと思います。
 子どもたちの深い学びの実現、教員の働き方改革の推進に向けて、ともに頑張りましょう。


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