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かずひろの野望 リアル恋愛リアリティーショー「マジ恋」本当の引退宣言

 リアル恋愛リアリティーショー「マジ恋」をやめる。

 一回やめます宣言を出してからもう一回復帰したこともあったが今回は本気でやめることにした。

 マジ恋を始めてからホントにいろんなことがあった。
20代30代40代50代60代の各世代の男性を一人ずつ集めて恋人探しのドキュメンタリーを作る企画で20代代表「かずひろの野望」として出演した。

 プロモーション映像を撮ったり、CAさんを一人だけ呼んで女性1対男性5の合コンをしたり、同じ男女比の合コンの映像をもう一度撮ったり、ニコニコ超会議でプレゼンの材料に使ったり、

 たまたま怪奇ユニットの都市ボーイズさんがマジ恋の紹介動画を作ってくれたことからチャンネル登録者が増えて2000人を超えた事があった。

 なんとか頼み込んでマジ恋やめます宣言を取り消してもらい復帰することにした。
 そこからマジ恋の企画を育てようと頑張ってみた。登録者が増えてからも合コンを二回やった。久しぶりに集まったメンバーは少し疲れ気味の感じだった。
 いい時、悪い時、ともにマジ恋の中でたくさん経験した。そして思った。マジ恋の他のメンバーとこれ以上何かやるのは心が持たない。
 マジ恋の宣伝を通して応援してくれる人が増えたり、私のニックネームがマジ恋になったりもした。やめようかどうしようかは結構真剣に考えた。
 マジ恋を始めた時は「この企画がうまくいったらいいな。」って思えるものもないくらい心が貧しかった。「もしかしたらマジ恋が一発逆転を持つ何かを持っているかもしれない。」と思って参加した。なぜかというと恋人探しのドキュメンタリーは知らない人がやっていても見てしまうから。こんな気持ちの人がいるから恋愛リアリティーショーは作られ続けているのだと思う。

 あれから二年がたち心が貧しかった状態はほぼ消えた。一年前は「マジ恋がもっとうまくいってほしいな。私からマジ恋を取ったら何が残るかな?」という気持ちがあって、二年前よりだいぶ和らいだけどやっぱり心が貧しかった。
 今はひとり出版社を作る事にパワーの大部分を注いでいる。肝心なところは全部自分で決められるのでリスクもあるけど自由でもある。創業第一冊目にモテアマスの本を作るなんて最高だ。

 これから本を作る作業も本格化するし、作った後は売るために頭を使う日々がくる。マジ恋のプロデュースにエネルギーを注ぐことはちょっと難しい。
 マジ恋のメンバーでいるのは着ぐるみの中のような大変さがあった。企画を人に話すとおもしろがってくれる人もいる。YouTubeを見てくれる人もいる。マジ恋がニックネームになるくらいのインパクトもある。ちょっとしたお土産をもらう条件で本格的な機材で撮影をしてくれた人もいる。遠い中マジ恋のために駆けつけてくれるメンバーもいる。そして合コンに付き合ってくれた女性陣には感謝しかない。
 スタッフのために、共演者のために、視聴者のために、を考えたら続けるのが正解かもしれない。
 しかし私はやめる。自分を大事にしたいから。自分を大事にできない人は他人も大事にできない。これ以上マジ恋のために何かするのはちょっとできない。生き方ガイドを書いている人間が相性の良くない人と無理して付き合うのも変な話だ。
 合コンもやりつくしてこれ以上おもしろくするには変化が必要だが、これ以上、他のメンバーに期待はできない。一緒にいるべきでは無かったかもしれないし、チームというものは人数が少ないうちはある程度やる気や考え方がそろっている人でないとうまく回らないと実感した。

 最後にマジ恋みたいな恋愛リアリティー企画を自作したい人のためにアドバイスを書き残したい。
 目立ったら得の人(Twitter芸人みたいなイメージ)でレギュラーを固めること
 ゲストに敬意を払うこと

 目立ったら得の人(Twitter芸人みたいなイメージ)を集めることは基本中の基本、目立ったら得の人でないと本気で企画をおもしろくすることを考えてくれない。他人の行動に乗っかるだけの人になってしまう。有名になった後で「やっぱりやめたい」を言い出されると厄介な事態になりかねない。初期の内は「目立ったら得の人」で固めるのは難しいがやっておいた方がいい。

 ゲストに敬意を払うのも絶対に欠かせない。まかり間違ってもダメンズを自称したりすると共演者の女性に「ダメンズに引っかかる女性」のイメージがついてしまう二次被害が発生する。これでは共演者は集まらない。

 文句たらたらの文章になってしまったけれど、自作恋愛リアリティーショーは目立ちたい人を集めてちゃんと話し合って作ればおもしろくなる感があるのでやりたい方はお好きにどうぞ。

 




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