「実績がないから発信できない」という人へ

SNSをやらない人、情報発信をしない人から、こんなセリフを聞くことがあります。

「実績がないから発信できない」
「実績が伴わないのに発信するのは恥ずかしい」

もちろん、わかります。

立派なことは言うのに、行動しない。発信はいっちょ前なのに、実績が伴わない。それだと、たしかにカッコ悪く見えるのかもしれません。

「だから、まずは実績を重ねて、自信がついてから発信しよう」というのもひとつの正しい考え方なのだと思います。

ただ一方で、こうも思うんです。

発信することでやってくるチャンスもある、と。

そもそも発信しないことには、まわりに知ってもらえません。実績を積むチャンスもなかなかやってこない。まず知られなければ、仕事はやってきません。そして、「できる」と言わなければ、任せてくれる人も出てきません。

まず発信してみて、そこから実績を積み上げていく。

発信をすることでチャンスをつかみ、発信したことのプレッシャーで実績を積み上げていく。

そういう手もあるのかな、と思うんです。

「ビッグマウス」は「借金」に似ている

本田圭佑さんが以前ツイートしていたものに

「ビッグマウスは借金と似ている」

というものがあります。

なぜ「ビッグマウス」が「借金」なのか?

本田さんいわく「(借金は)批判のリスクが伴う。ただ上手くいったときの効果は言うまでもなく大きい。あとは言ったやつ(借金したやつ)にしか分からないことがある」。

本田さんは「ワールドカップで優勝する」などのビッグマウスで有名です。ありえないほど高い目標を掲げれば、バカにされたり、批判を受けることもあるでしょう。それが叶わなかったときにカッコ悪い思いをします。

でも、本田さんは「ビッグマウス」によって自分を奮い立たせます。

大きな借金をして、それを必死で返すように、あえて高い目標を掲げて、そこに向かって圧倒的に努力する。

それが本田さんのやり方なのでしょう。

「実績と発信」は「鶏と卵」に似ている

ぼくは「実績と発信」は「鶏と卵」に似ているな、と思ったりします。

実績が伴わないと、発信するのは恥ずかしい。でも、発信しないことにはなかなか実績も生まれない。実績を積むチャンスがなかなか来ない。

だからまず、発信してみる。自分を知ってもらう。それから実績を積むという順番でもいいと思うのです。 

「実績ができてから……」「自信がついてから……」

そう言っているうちにどんどん時間は過ぎていきます。まず発信する。そこから始まる世界もきっとあるはずです。

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