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夜だけ開いているアイス屋さん🍨に学ぶ、中小企業の王道戦略!

夜のアイス屋さん🍨
「夜行アイス」さんに行ってきました。

大阪のベッドタウンである香里園駅から
徒歩15分の住宅街の中にあります。

夜ということもあり歩行者も
ほとんどないのに、行列ができてました。

寒空の中多くの人が並んでました。

メニューは置いてなく、
QRコードを読み取ってインスタの
画像の中から注文するものを選びます。

タップするとInstagramページを表示します

アイスというよりサンデー(パフェ)
に近い映える形態で、価格は500円〜680円。

手の込んだ商品群をワンオペで
ひとつひとつ丁寧に作っているので
結構時間がかかっています。
(なのでなかなか行列がはけない💦)

↑この小窓から商品が提供されます。

美しい!

フォトスポットが用意されていて、
写真撮ることは前提です📷

黒蜜きなこ

サイズは小さめなので
ペロリと食べられちゃいます😋


ところで、

☑︎なぜ人通りの少ない住宅街で

☑︎人通りの少ない夜に

☑︎アイスとしては高単価

☑︎真冬の寒い夜でも行列ができる

これほど人気なのでしょうか?
その理由を考えてみます。


1.アイスクリーム業界は右肩上がり⤴️

アイスは子どもの食べるイメージの人もいるでしょうが、昨今では大人やシニアの需要が増加し、幅広い世代から支持されています。

年齢層が上がったこともあり、アイスのプレミアム化も進み、高単価、高付加価値商品が続々開発され、売上間を伸ばしています。

私が子どもの頃は、アイスといえば20円、50円、100円のものがほとんどでしたが、最近のコンビニでは200円を超える商品も多くあります。

アイスクリーム類及び氷菓の販売金額推移

このように市場は拡大しているので
需要も増加していますが、
反面競合も多くあります。

サーティーワンアイスクリーム
コールド・ストーン・クリーマリー
ブルーシールアイスクリーム

などのチェーン店、
そして各コンビニです。

そのヒントは札幌の
シメパフェにあったと思います。

2.シメパフェの流行と定着化

札幌パフェ推進委員会の仕掛けた
2015年のシメパフェ(夜パフェ)ブームが
徐々に他県にも広がり、人気店が増え、
多くの人に認知されるようになりました。

3.夜のアイス屋さんが人気の理由

アイス専門店が
空いていない時間で、

その時間に買いに来てもらえる
場所(住宅街)を選ぶ。

コンビニより
フレッシュな素材を使用したり、
インスタ映えする商品にする。

単価がアップする分、
特別感もアップ。

フォトスポットなどで
体験も出来るようにしたり、

地産地消で
地域の素材を使用するなど、

大手がやらないことを全部やるっ!

はい、
これって中小企業の王道戦略ですよね。


私たちの仕事ではどうでしょうか?

大手がやっていない
時間、場所、価格、客層、販路など、

改めて考えてみる時間は
結構大切な時間だと思います。

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