2023年04月22日、私は東京国際フォーラムを訪れ、一般客として、日本医学会総会 2023 東京 博覧会（以下2023博覧会）に参加した（[1]）。

「日本医学会総会2023東京 博覧会　コミュニティ クリニック PHR」で、フクダ電子株式会社（以下同社）はホルター記録器「Digital Walk FM-1400」を展示した。

その特徴は、使用者の負担を軽減できること、きれいな心電図波形を記録するための静電気ノイズに強い2層のシールド構造を採用していること、操作者の負担を軽減できること、および、記録データの再生・解析ができることである。

また、電極だけでなく電池や電池蓋までディスポ（使い捨て品）のため、感染症対策にも有用である（図04．01，[2]）。

また、パッチ型の長時間心電図レコーダ「WR-100」も展示した。

その特徴は、最大14日間の連続記録が可能、小型・軽量25g（電池含む）で患者負担を軽減できること、パッチ型の専用電極（1ch）で検査の煩わしさを軽減できること、および、防水性能　IPX6/8対応により、シャワー・入浴が可能なことである（図04．02，[3]）。

ホルター心電図検査は不整脈診断には欠かせないとはいえ、結構面倒である（[4]）。それ故、この種の検査機器の小型化とその普及は、不整脈患者やその可能性がある人にとっては、福音になる。

実際、同社の小型ホルター心電図検査機器は、驚嘆に値するものである。

参考文献

[1]　第31回日本医学会総会2023東京　展示事務局．“第31回日本医学会総会　博覧会　ホームページ”．https://tsunagu-iryo.jp/minna-expo/，（参照2024年01月21日）．

[2]　フクダ電子株式会社．“ホルター記録器 FM-1400”．フクダ電子　トップページ．医療関係の皆さまへ．製品情報．ホルター心電図検査．https://www.fukuda.co.jp/medical/products/holter_ecg/fm-1400.html，（参照2024年01月21日）．

[3]　フクダ電子株式会社．“パッチ型の長時間心電図レコーダ WR-100　感染症対策に有用なパッチ型（リードレス）のディスポ電極採用”．フクダ電子　トップページ．医療関係の皆さまへ．製品情報．ホルター心電図検査．https://www.fukuda.co.jp/medical/products/holter_ecg/wr_100.html，（参照2024年01月21日）．

[4]　なかうずらクリニック．“不整脈”．なかうずらクリニック　ホームページ．https://nakauzura-clinic.jp/%E4%B8%8D%E6%95%B4%E8%84%88%E3%81%AE%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%83%BB%E6%B2%BB%E7%99%82，（参照2024年01月21日）．