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ACL GS1 vs武漢三鎮🇨🇳(A)

2023/9/20 (日本)21:00  IN武漢スポーツセンター

前回大会で優勝を果たし、今季のプレーオフ理文戦を勝ち抜きグループステージの戦いが始まったレッズ。今節はグループステージの開幕戦として中国王者の武漢三鎮との対戦。

武漢は経営破綻した広州から多くの選手が流れ込み、ACLを知った選手が多く在籍している。そして監督は以前川崎フロンターレを率いていた高畠勉氏。日本に対して、浦和レッドダイヤモンズについて知っている選手スタッフが多く在籍しているので、たくさんの対策を取られているに違いない。
そして今季のACL決勝からメンバーは変わっていないので、より対策をしやすい状態になっている。

アウェイ中国ということ、そして多くの策を講じられていることを考えると簡単で楽な相手ではない。
苦戦を強いられる展開があるかもしれないが、ワンチャンスを生かすことで彼らは静まる。
試合巧者ぶりを発揮していきたい。

試合メンバー

この試合は先制点をワンチャンスで奪われるも後半リンセンのゴールで追いつき、PKでまたゴールを破られるも最後の最後に追いつき劇的な引き分けに終わったゲームだ。

まず初めのチャンスは3分。
大畑のロングボールに反応したリンセンの元に武漢DFが2枚食いつき、処理ミスをトップ下の安居が拾いチャンス。これはキーパー正面に飛んだが、立ち上がりとしてはよかった。

しかし9分にバイタルエリアの隙を使われると低くて速いグラウンダー性のシュートをファーサイドに決められ失点。
これは守備の行き方が悪かったが、ペナルティエリアラインまで押し込まれると無理にはいけない。あそこまで押し込まれる前に対応したかった。

24分にはリンセンのチャンスが巡ってくるがアウトサイドでのシュートはキーパーキャッチ。
26分には安居のつくりから最後も安居のシュートで終えるもこれは右ゴールポスト。決定機を決められずにいた。

しかし後半に入ってから右サイドバックで起用された明本がチャンスを作り、54分安居のクロスからリンセンが頭で合わせ同点に追いつく。

58分には危険なビルドアップをミスし、チャンスを作られ、これが結果的にPKを献上してしまう。
これを確実に決められ、また苦しい状況へと突入する。

そしてその同タイミングで明本が負傷交代でインアウトし、左サイドアタッカーで後半投入された関根を右サイドバックへコンバートした。

そしてリンセン、興梠、カンテと擬似3トップ化し迎えた94分、ついに同点に追いつく。
小泉の良質なクロスから興梠のすらし、リンセンがシュートを打つもこぼれ球を豪快に突き刺し武漢キラーぶりを発揮したカンテが貴重な勝ち点1をもたらした。

☆Pick up Player

FW No.11 ホセ・カンテ選手

日本に来る前、中国クラブに在籍していた昨季、この武漢三鎮相手にハットトリックなど“キラー性”を発揮していたカンテ。
この試合でも途中出場ながら貴重な同点弾を決め、アウェイで勝ち点1を獲得しグループステージ敗戦スタートを逃れることに貢献した。
この選手の得点力はこの頃安定してきており、これからも1として戦力が見込める。
助っ人外国人の風格も感じ始めてきた。

☆結びに

ディフェンディングチャンピオンとして挑む今年のACL。
このチームのように後半5バックで守ってくるチームも増えてくるだろう。
その中でも今回のようにFW陣で押し込み、得点を奪えたのは良い成果。

次のホームハノイ戦へ向けても良い準備をしていき、必ず勝ち点3を獲得しよう。

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