見出し画像

人だからできる仕事

みなさんは、「変なホテル」というホテルをご存知でしょうか?
このホテル、何が変かというと、フロントやクロークなどのホテル運営業務をロボットが担当している点です。

それまで、経営難だったホテルを、旅行会社であるH.I.S.が運営し、注目を集めています。
ロボットが接客するという変なホテルは、当初30人いた従業員数をロボットに置き換え、5人まで削減することに成功しました。
これにより、人件費を大幅に圧縮でき、いまではロボットの接客を体験してみたいとそれ目当てで宿泊する客も増えているそうです。

こうして見てみると、これからどんどんと人の仕事は違うものに変わっていくのだなぁと思うところです。
改めてこれから人間がする仕事ってなんだろう?と考えさせられます。

これは私たちが身を置く、教育の業界も同じです。
これまで抵抗感を抱く人が多かった映像授業も、すっかり定番化し、「スタディサプリ」や「東進衛星予備校」などが人気を集めています。
そんな中、私たちのようなリアルサービスは、いつまでもあるだろうなんてあぐらをかいていてはあっという間になくなってしまいます。
もっと敏感にアンテナを張り、子どもたちにとってよりよい環境をつくっていきたいものです。

さて、この変なホテルの話には続きがあります。
注目したいのは、人の仕事をロボットに代替してはいるものの、人間はゼロにできないという点です。
その理由がまた面白く、なるほどと感心してしまいます。

それは、「ロボットは責任を取れない。」ということだそうです。
例えば、何かホテルでお客様が意識不明になったとき、ロボットが対応できないとする。
そこに人間がいないとなれば、ロボットのせいなのですが、果たしてロボットはどう責任を取れるでしょうか。
そう、責任は人間にしか取れない。このことはこれからも変わらないだろうといいます。

責任を負うのは嫌だ…そう思う人は多いと思います。私だってそうです。
でも、サービスや商品に責任を持ってくれない会社に、いったい誰が信頼を寄せるのでしょうか?

世の中には、責任のない仕事がすっかり増えてしまったように思います。
失敗しても自分以外の人が責任を負ってくれる。それってとっても楽です。
でも、一方で責任のない仕事に、面白さはあるのでしょうか。

そう、私たちはリアルサービスだからこそ、子どもたちに対し、責任を負えるはずです。
改めて、責任ある仕事に関われることをプラスに捉え、働く私たち、関わる子どもたちや保護者にとって価値あるサービスをつくりたいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?