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1440

1440が何の数字か、ご存知の方はいらっしゃるでしょうか?
1440とは、1日24時間を分に換算した数字です。

そう、1日は1440分。
短いけれど、あっという間。そんな1分を1440回積み上げるのが1日です。

残念なことに、人は生まれながらにして平等ではありません。
生まれながらに富む者もいれば、生まれながらにして貧しい者もいます。
健康に生まれる人もいれば、そうでない人もいるのです。
でも、唯一、どんな人にも平等に与えられるものがあります。

それこそが、「時間」です。

お金は大事…
でも、一度失ったら、もう取り返せないのでしょうか。

人脈は大事…
でも、一度失ったら、もう取り戻せないのでしょうか。

経験は財産…
では、一度失敗したら、もうやり直せないのでしょうか。

答えは全て否です。
これらは、いずれも大事…この他にも大事なものはたくさんあるでしょうが、
どれも「時間」さえあれば、取り返せるチャンスはあるのではないでしょうか。

でも、その時間は、不可逆的です。
一度浪費した時間は、もう取り戻せない。
有意義に使った時間も、そうでない時間も、もうその時に戻ってどうこうすることはできません。

これほどまでに貴重なものはあるでしょうか。

偉そうに話していますが、私もだらけてしまうときはあり、時間を浪費して悲しく思うことがよくあります。
まだまだ至らないなぁと思う瞬間です。

私たちは、時間を切り売りして、労働し、お金に変えています。
そんなとき、その時間を単にお金だけに換算するのは、少しもったいない。
だって、もう取り戻せない貴重な時間を、わずかなお金にしか変えていないのだから。

だからこそ、労働の時間の中に、お金以外の価値も求めるべきです。
将来、自分のキャリアに活かせるノウハウはないか。
自分のスキルアップにつながるものはないか。
自分のためになる出会いはないか。
ぜひ、働くみなさんには意識して欲しいのです。

そして、経営する側は、それほどまでに貴重な時間を、わずかな価格で買わせていただいていると考えなければなりません。
だからこそ、より多くメンバーに報酬を支払えるようにすべきだし、
メンバーの時間を闇雲に浪費しないように、業務の効率を考える責任があります。

1日1440分と聞くと、なんだか1分1分が大事に思えてきます。
たかが1分ですが、そんな小さな1分の積み重ね。
1分でできることは意外とたくさんあります。

それぞれが、価値のある1分を過ごせる、魅力的な組織づくり、仕事づくりをしたいと思います。

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