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MPC 2 Software 導入のススメ

AKAI MPC 2 Software を単品で!

MPC の何かしらのハードウェアを購入せずに、MPC 2 Software のみを購入した場合に僕が戸惑った点をサポートに問い合わせて解決したので記しておきます。ひょっとしたら同じ悩みを抱えた方が居るかも知れないので、検索でここに辿り着かれたら喜ばしい限りです。

1 : MPC 2 Software 単品購入では inMusic Account を登録する必要がなく、また登録することができない。そして後に登録したとしても Software の購入履歴を維持したアカウントを作成することはできない。Software 購入時に届くメールを大切に保管しておく事が大事。

2 : The 809 , The Bank , The Noise , The Wub の4つのプラグインは、過去の MPC ハードウェアを持っていた人向けに作られていたもので、現状はこれらを Software 内で使用することはできない。また、最新の macOS ではこれらのプラグインは動作しないとサポートの方が電話越しに明言されていた。Tools > Expansion Manager... からこれらのチェックを外しておけばスッキリする。

3 : ウェブのメールフォームで MPC 2 Software に関する質問を行おうとしても、ハードウェアのシリアル番号の入力が必須項目になってしまい、サポート窓口選択のプルダウンメニューを他の角度の違うものを選ばなくてはならず、海外のグローバルサイトから送信してみた結果、質問の内容に対する返答はなく、顧客満足度のアンケートのお願いのメールしか届きませんでした。

何故 MPC ハードウェアと一緒に MPC 2 Software を使わないのか?と思われる方も居るかも知れませんね。新しい MPC ハードウェアが登場する度に「お、これは欲しい!」と物欲が高まるのですが、基本的に僕はドラム音源であってもパッドでの入力よりも鍵盤で入力を済ませるのが好きなのもあり、なかなか設置場所とモバイル時の対物理量効果を考えるとあと一歩踏み出せない点があり、ノートパソコンと MPC 2 Software さえインストールしておけば、どこでもフルで MPC のエクスペリエンスが味わえる事に非常に魅力を感じるのです。何よりも、他の DAW からプラグインとして MPC を呼び出す使い方をするのが好きで、特にピアノロールを持っていない Renoise でピアノロールが使えるようになるというニッチなニヤリとする点が嬉しすぎるのです。MPC 2 Software のプラグインから更に VST を呼び出して使う事もできるしね。そしてそして特筆すべきは、AU しか対応していない Logic Pro 上で VST が使えるようになるハブの役割を果たしてくれる点が非常に有り難い!

NI Maschine も同様な感覚ではありますね...。 NI 製品は、大昔まだフロッピーディスクでプログラムを販売していた時代に Generator を購入したり、Spektral Delay 等を使っていたけど、何故かまだ現行製品には手をつけていません。パソコン本体に内臓する SSD の容量と金銭的な余裕ができれば或いは。

MPC で一番最初につまづいたことを最後に記載しておきます。それは Sequence を Song に組み立てる際には曲を停止していないと Song モードに移れないという点でした。今日の DAW に慣れている身としては、これが分かるまでずーっと悩んでいました。

ではでは、Happy Sequencing!
武茶

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