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2022年春アニメ振り返り集

今回も気に入った順で。今回からは更に数字を振ってみます。

#1 まちカドまぞく 2丁目

6話が本来想定されていた最終回だったらしく、街角を守る魔法少女になりたいというタイトル回収にやっとみせた桃の心からの笑顔など確かにベストエンディングな回でした。その後も桃のシャミ子に対する、ベタベタは決してしないけど隠しても隠しきれてない好き好きっぷりがトキメキすぎて……偽シャミ子の正体見破るシーンとかもうストーカーの域じゃないか!これが「自然な百合」というものだよ理解るかねやたらひっつきあうだけが百合じゃあないんだよ。前期以上にシャミ子のシッポ表現が豊かになってた気がする。おかげで画面の動きが楽しくて観てて飽きない。すごく楽しかった。


#2 かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-

3期にきて関係性に急展開が……藤原、あんた腐ってたんかい。ラップ回、ボヘミアン・ラプソディーのパロディで笑わせてもらいつつ早坂の私だって本当は普通の女の子らしく生きたいという本音を吐露する展開はグッときましたね。サブキャラ達の掘り下げもかなり進んだ感じ。マキちゃん、強く生きろ……石上、いい線行ったのになぜ肝心な所でズレる!笑 そしてまさかの白銀に迫る飛び級卒業と留学というタイムリミット……終わりが近いのか?と思ったらこの最終話はすごいよ!まさしくウルトラロマンティック……そりゃいつもクールな早坂だって大興奮しちゃうよ。いい完結編だった。……え、続くの?


#3 であいもん

京都が舞台らしい、あったかいいい話だった。和さんいい人すぎるよ。地味かもしれないけどこういう作品も必要だ。京都の情景、四季折々の描写も美しく心が浄化される。和菓子は季節の食べ物、なるほどね。しかし本人のあずかり知らぬ所で修羅場が発生する話はちょっと笑った。京都の女、コワイ!和さんがジゴロすぎるのが悪いよ和さんがー。最終回らしくなく普通に日常で終わったね。続きいつでも待ってます。


#4 ドゲンジャーズ~ハイスクール~

こういうのが観たかったんだよ~!な内容で大満足。九州の日常に確かに存在する、ちょっと頼りなかったり中にはふざけ倒しているような奴までいるローカルヒーローたち。そのヒーローたちに影響され、なんてことなかった普通の高校生たちの日常は彩られて、そして成長していった。いい話だった。特撮アクションも気合入りすぎでしょ!


#5 ワッチャプリマジ!

今期はデュオ編ともいうべきか。ひな先輩編は相変わらずライブシーンでの挑戦的な演出がすごい。あとやっぱりみるき殿が要所要所でいい味を出している。ひなの会見をアイスが溶けるからと観ない(情けないひな先輩の姿を観たくない)→アイスが溶けても構わず観る(決意を決めたひな先輩の姿に見入る)の描写とかすごく上手いと思った。


#6 じゃんたま PONG☆

ガルパピコで抑えられてたリミッターが外れてた感ありましたね……どうして麻雀アニメでチンチロリンを……白一色とは……投げっぱなしオチ多くない!?でもそれが味かも……


#7 遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

虚弱体質な主人公ってなかなか珍しいな……シーズン1はまだまだ伏線積み重ねタイムか大人しめだった印象。見覚えのあるキャラたちが次々登場したがスターシステムなのかそれとも……しかしアース・ダマーだのチュパ・カブラだの割とド直球な下ネタ多いですね……


#8 パリピ孔明

言うほどパリピしてなかったような……もしも諸葛孔明が音楽プロデューサーになったら。音楽アニメとしてかなり出来がよく、英子さんの歌だったり壁さんのラップだったりのクオリティはもちろんの事、ライバルであるアザリア側のプロデューサーの音楽版ラーメンハゲみたいな、昨今のアイドル等を見ていると色々思い当たりのあるようなシニカルな戦術とかも中々……三国志ネタはちゃんと解説が入るので三国志わからなくても楽しめました。「それは流石に創作じゃないの?」みたいなエピソードは孔明ではなく三国志おたくのオーナーに語らせるに留めるのも上手いなと思いました。


#9 Shenmue the Animation

アクションシーンがかっこよすぎる。激しく動かすのではなく格闘術のひねりや静と動を丁寧に描写する、思わず何度も見返したくなる美しいアニメーションでした。……まぁおはなし自体は20年以上前のゲームらしくたらい回しの連続で、しかも案の定中途半端な所で終わりましたね。原作未完ゆえ仕方なし。……シェンムーってそういう意味だったのか。


#10 このヒーラー、めんどくさい

ファーストインプレッションでは触れていなかった作品。ボケツッコミの応酬やかなり独特なセリフ選びが癖にはなるんですが、いかんせんテンポが悪いというか全体的に間延びしてしまっていた感。1.25倍速にしたところ丁度よい感じになった程度。ギャグやセリフ回しは面白いんですよ、ホント。ちょっと天丼ギャグがくどいけど。原作はいいのだろうにもったいないアニメでした。カーラの鉄山靠とへたくそウィンクがかわいい。なんだかんだ今期一番好きキャラかも……Youtubeに上げられていた実写企画もだいぶ面白かった。実写でもアルヴィンさんとカーラのノリがそのまんまだ!


#11 阿波連さんははかれない

8話、先生がメインに出てくるようになってから面白くなった!しゃ、社会人百合!…コホン。この作品に足りてなかったのはツッコミ役だったんだなと。先生というツッコミ役が現れたお陰でかなり面白くなったと思う。ただやっぱ全体的にテンポがゆるすぎるしツッコミ役がいなくなると厳しい……


#12 極主夫道

とっても原作通り。言うことなし。おまけが本編。ツダケンさんは何やらせても面白いのでズルい。


#13 かぎなど

2期はずっとAngelBeats組が中心だったせいかどうもイマイチな感じに……AngleBeats、正直好きじゃなかったからなあ……


#14 ちいかわ

鎧さんの出番はまだですか?


#15 名探偵コナン ゼロの日常

これは安室透さんが好きな人がお楽しみ頂くためのアニメでしたね。私はそれほど好きではないので面白さを見いだせませんでした。


#16 カッコウの許嫁

このヒーラーと同じくファーストインプレッションで触れていなかった作品。原作が人気らしくだいぶ推されてたので注目していました、が、な、なんというか古くさーい……って感じのノリであまり面白いとは思えず。コメントを見ていた感じ原作のエロ要素がだいぶ控え目にされてしまっていたらしく原作ファンはガッカリしたのでは……?グッズ展開とかの感じ完全に五等分の花嫁の後釜狙い感がしましたね……クオリティ面が悪い意味で五等分の花嫁の後釜にはなってましたが……講談社は宣伝に金かける前にアニメスタジオに金をかけるべきだと思います!


以上17本。ショートアニメも多いので視聴時間はかなり少なめ。しかし虹ヶ咲学園やまちカドまぞくやかぐや様などじっくり腰を据えないと観れない作品も多くなかなか消化が進まず結構溜め気味になってました……
今期は百合・ノーマル問わずラブコメが強かった。まぞくやかぐや様はもちろんのことこのヒーラーめんどくさいもまさかのラブコメだった。いいラブコメもあれば古臭い時代遅れなラブコメもある。来期にもあるっぽいが女の子が引っ付き合ってれば喜ぶと思うなよ百合好きを舐めるなよ。

あ!ダイ大とスパイファミリーとオッドタクシー観てない!時間がない!今期は時間が余るとか言ってたやつは誰だ!


……以下、長くなった&熱が入りすぎたので個別に分けた枠。

#SP 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期

ありがとうアニガサキ……本当にありがとう……それしか言う言葉が見つからない……

私はスクスタをやっていません。それでもラブライブのファンアートを描く人を多くフォローしているので内容の話は漏れ伝わってきます。
ある時までは平和だった。去年あたりから、徐々に不穏な情報が伝わってきました。
「栞子という酷い性格のキャラが現れた」「そいつがせつ菜が生徒会長であることを否定する展開がなされ、結果せつ菜は生徒会長でなくなった」「ランジュ、ミアというもっと性格の悪いキャラが現れた」「それだけでなく果林と愛としずくも酷い性格に改悪された」「ミアが璃奈にデレてやたらとベタベタし始めた」「栞子がまた敵になったりと思ったらマッチポンプして味方面し始めたりまるでアスラン」

シャットアウトした。恐らく、詳しく知ってしまったら私はきっと自分の好きを大切にできなくなる。
しかしシャットアウトしてもファンアートは流れてくる。一年生トリオに栞子が混ざり、璃奈ちゃんの隣には愛さんではなくミアがいるイラストばかり流れてくるようになった。非常に辛かった。私は愛さんと璃奈ちゃんのカップリングがきっかけで虹ヶ咲学園にのめり込んだ所もあったので……

だから今作も観るのが怖かった。でも杞憂だった。アニメスタッフは全てを飲み込んで最高の答えを見せてくれた。シン・虹ヶ咲学園とも言うべき、理想の世界。ランジュが最初からいい人なんて都合のいい改変はしない。でもこの世界のエマさん、かすみちゃん、そして侑ちゃんは彼女なりの答えを以てランジュ達を仲間として受け入れた。
6話、この世界線の栞子はせつ菜にこう伝えた。「あなたはスクールアイドルと生徒会どちらにも適正がある」この台詞を聴いたとき、スクスタでせつ菜が栞子に生徒会とスクールアイドルを両立できていない、中途半端であると否定され、最終的に生徒会を降ろされる展開があると知った時から抱えていたモヤモヤが晴れた。
そしてある意味で栞子が拗れる原因となった三船薫子先生。ちゃんと対話していれば……をちゃんとしてくれた。ちゃんと対話していれば栞子は拗れなかったのだ。(ここでただ出すだけではなくスクフェスのモブ学校の紫苑女学院を絡めてくるのは本当に上手いと思う)
危惧していたりなミア要素も、りなあいを決してないがしろにせず、ミアも璃奈相手にだけ異常にデレるとか気持ち悪い事もせず丁度いい距離感で描写してくれたので受け入れる事ができた。

流石に栞子の手先として栞子以上に一番のヘイトを買っていた右月・左月姉妹がアニメでは栞子との絡みが一切なかった上エンドロールでは生徒会役員表記と名無しモブ扱いだったり、部に昇格するのを否定する話が入ったりしたのは何かしらを感じてしまいますが……

相変わらずの小ネタの詰め込み具合も素晴らしかった。5話のヒーローショーのポスターにAZUNAの没ネームが仕込みまくってあるとか、藤丸先生、ミヤコヒト先生、ちょぼらうにょぽみ先生ら分室時代の4コマ作者勢ぞろいとか、スクフェスモブ総登場とか。彼方さんとエマさんの元の学校である東雲学園とYG国際学園を出したならしずくちゃんの元学校の青藍高校も出して欲しかったな……とは思いましたが。と思ってたら最終話に一瞬こっそり映り込んではいました!(タイトルテロップ出た辺り、桜坂母の背後に4名います)スタッフも話しに絡められなくて残念だったのでしょう!これまでの虹ヶ咲の短くも濃い歴史のすべての集大成とも言うべき最高のアニメーションでした!本当にありがとう!


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