今年も参加します。というか今年は冬アニメの時からずっと書き溜めておいた。

NieR:Automata Ver1.1a Chapter.2「city e[S]cape」

最近は何でもかんでも細かく説明し過ぎるぐらいが良いとされる風潮の中でこの回はあえて語らない、言葉を持たないロボットの育みを丁寧に描いていた。それが儚く、美しくかった。

テクノロイド オーバーマインド 第5話

猫の寿命という重い題材を扱った回。しかし安っぽいお涙頂戴にせず受け入れるべき日常と割り切って描いていたのが逆に涙腺に来る。心を持たない警官ロボットと心を持ちつつある主人公たち、老いた猫と若い子供たちという対比も良かった。

REVENGER 第五話「Love Never Dies」

ここに書くには色々センシティブすぎて語れない、かなり倒錯してた内容。これも一つの愛の形ですよ。

僕とロボコ #22「ズボンとボンド」

3分アニメでここまで濃いの作れるの、天才。

ひろがるスカイ！プリキュア 第5話「手と手をつないで！私たちの新しい技！」

たった5話。それなのにこれまで築いたふたりの友情が繋がり友達だから戦いに巻き込みたくないソラに対してパートナーでも相棒でもなく「友達だから守りたい」と一緒に戦いたいと決意するましろがあまりにも良すぎた。そして初代タイトルである「ふたりはプリキュア」を回収するのはズルい。それだけで10選に入れちゃう（笑）

神無き世界のカミサマ活動 第5話「カケマクモカシコキ　ミタマノオホミカミ　ヨロズノモノ　ツクリタマヒキハ　ロクコンショウジョウニシテ　アメツチノヨロズモノトドウタイナルガユヱニ　カカルトヨアシハラミズホノクニニスマワセタマヘト　マヲスコトノヨシヲ　オホツチノ　ミタマノミコト　キコシメセトカシコミカシコミマヲス」

実写コンバインの4話を入れようとしたけどこっちで。この回にも実写コンバインあるしな！クソみたいなOPの入りからの作品世界のネタばらし。今まで賑やかしだったミタマ様の人間とは価値観の通じない底知れない存在である感の演出、そしてロキの帝国の人間たちに対する「虫でさえ殺されそうになれば逃げるというのに、終生制度を当然のように受け入れるこの国の人間は虫以下だ」からの、隔離の人間らしい人間たちに触れて価値観が変わっていくさま、その対比の演出が上手かった。緒方恵美さんの有効活用。そしてコンバイン。
あとすみません謝っておきます。選出した理由の5割ぐらいが集計サイトにこのクソ長サブタイトル記載させるいたずらをしたかったからです（ほんとすまん）

アイドルマスター シンデレラガールズ U149 第11話「大人と子供の違いって、なに？」

「U149」を子ども達を商品として見ている名前だという、普通は作品を盛り上げるポイントであるタイトル回収をかなりネガティブに扱うという挑戦的な内容で、ここまで子どもらしい賑やかさを強調した演出が多かった本作でこの回は逆に静寂を多用してプロデューサーとありすの未来の見えない事に対する不安を表現していたのが凄かった。

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima ＋ 第2話「Side with the weak and crush the strong.」

久しぶりにこんな面白いギャグアニメがあっていいのかと思った回。あまりにも民度の悪すぎる横浜市民達、ヤニ切れで異常行動を起こし始めるさまとき、画面に「治安が悪い」しか存在しない事で生まれる面白さを最大限発揮できていた。そしてそんな中でも「詩吟とラップには通じるものがある」というテーマがしっかりしていたので尚更ずるい。

ミギとダリ 第4話「おりこうさんになろう」

私が選ぶ2023年度声優さんってやっぱりすごいで賞大賞受賞回。完璧に騙された。

Dr.STONE 第3期 第21話「『宝島』」

最高のアニメオリジナル。花火には鎮魂の意味もある。ソユーズの父への、そして千空の父への手向け。そして花火と化学は同じ。準備に準備を重ね空の上で一瞬の輝きを生み人々の心に刻まれ未来の希望となる。示されているこの後の宇宙へ向かうという展開と合わせてとても印象深いエピソードとなった。

以上。冬・春の時点でいい回多すぎて10枠埋まっちゃったので惜しくも枠の設置も考えたが夏は逆に一枠も埋まらなかったのでちょっと削ってなんとかなった。ロボコを残すか「うまゆる」のクレーンゲーム回を残すか「D4DJ All Mix」の白昼夢回を残すかはちょっと悩んだ。
REVENGER好きすぎるのでもっと詳細に書きたかったのだが……無理だ！あれは劇場版レヴュースタァライトぶりに自分の語彙力が足りない！ってなった。
ヒプマイ+からの選出、投稿直前になって乱数vsニセ乱数回もよかったな……って悩み始める優柔不断。反転アンチになったドルオタへのアンサーとしてとても良かったので……

今年は作品別の10選…に収まらなかったのでただ総合的に良かった作品羅列するだけのも書いたのでよろしければそちらも是非。