契約社員さんと会社が交わす、有期労働契約書のひな形です。お役に立てば嬉しいです。本記事の内容は、労働契約についての一般的説明、ひな形、Wordファイルです。無料でダウンロードできます。
「契約社員」という用語について
「契約社員」とはなんでしょうか? 「契約社員」とは、フルタイムで働く、労働契約に期間の定めのある労働者(有期雇用労働者)の一般的な呼称です。「契約社員」の他にも「準社員」とか「嘱託」といった呼び方があるようです。
通常の労働者と同様に法令の適用があることについて
契約社員にも労働法の適用はあります。というより原則として、パートタイムや有期雇用労働者にたいしても、労働基準法、最低賃金法、労働安全衛生法、労契法、労働者災害補償保険法、均等法などの、労働関連の法令が適用されます。
契約社員も労働者であり、労働関連の法令は「労働者」に適用されるからです。
「労働者」の定義は、
①使用者に使用される者で、
②賃金を支払われる者(労働基準法第9条、労働契約法第2条1項)です。
労働者にあたるかどうかについて
逆に、労働者にあたらない働き方もあります。多様な働き方がうまれるなかで、その働き方と「労働者性」についてはしばしば問題になります。東京都労働委員会(以下、都労委)が、2022年11月25日、ウーバーイーツの配達員を労働組合法上の「労働者」として認める判断を下したことも記憶に新しいところです。
個人事業が別の企業からの業務を請負っている場合、通常は「業務請負契約」や「業務委託契約」という名称の契約で働いているのであり、この場合は労働関連の法令上は「労働者」にあたりません。労働関連法規は適用されず、労働条件の最低基準が適用されません。
どのような「契約」で働くかは、上記のような点で違いがありますから、働き方に正解はありませんが、契約形態としては、お互いが理解の上で働いていただく、仕事に就くことが大切だと思います。
有期労働契約書のひな形
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