緊急事態宣言

沖縄県の緊急事態宣言は、国や県独自なのを含め4回目。
三度目の正直という言葉があるが、コロナには通用しなかったらしい。
そもそも日本の緊急事態宣言というシステムは「気を遣いすぎる」「優しさいっぱい」な気がする。
「要請」を軸として成り立っていて「良心頼り」な部分が大半を占める。
海外での「ロックダウン」と表現される交通網の封鎖や交通機関の停止、外出禁止(違反者には罰則あり)や食料品、薬局以外の営業禁止などの制限などの様な強制力を伴う制限には遠く及ばない。
よく街頭インタビューで「ロックダウンすべき」「なぜ、ロックダウン出来ないのか」と見かけるが、日本には「国家緊急権」がないのも一因だと思う。
あまり馴染みがない言葉だと思うが、簡単に言えば国家の存続を揺るがす事態が起きた際に国民保護の為に国が主体で強制的にさまざまな規制をする事が出来る権限。
それを規程する事と、日本憲法の三原則のひとつである「基本的人権の尊重」を侵害する事になるのではないかという考えがあり、なかなか改憲には踏み切れないのだろう。
ここは、ハードルは高いが一度国民に任せる(国民投票)を実施してみるのもアリかなと。

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