優しさは偉大で、非常に大きなパワーを持っている。優しさの影響力は日常生活のさまざまな場面で感じられるものだ。優しさは人間関係を築く上での基盤となり、信頼や協力の橋渡しとなることが多い。

そして優しさは、見返りを期待せずに与えられるとき、その真価を発揮すると思う。そうした行動は、コミュニティ全体のポジティブな雰囲気を醸成し、人々の間においてより強い結束力を生み出すことができる。

お金はメディアだ。経済取引はお金を使って商品やサービスと交換される。例えば労働の対価としてお金が支払われる。お金自体に良し悪しはないけれど、お金によって心や体が動き続けるのはまずい状態だ。その本質や使い方によっては、人の価値観や行動を歪めることさえある。

以前からお金を稼ぐことを目的に動くことはあまりなかった。ブロガーだったころ「ブログは稼ぐ手段だ」という認識が広まっていたのだけど、賛同できなかった。ゆえにそういうブログの方針はもたなかった。そして暗号資産（クリプト）領域でキャリアをスタートさせたが、そのきっかけは「お金のメディア性」をしっかりと学びたかったからだ。インターネットとお金が近しい関係を持ったものがクリプトなのではないかという仮説をその当時、持っていた。つまり情報とお金がより密接な関係になる感覚だ。

優しさとお金のバランスを見つけ、それぞれを有意義に使うことで、より良い個人生活と、より公正で持続可能な社会を築けるんじゃないかと思う。優しさは未来への投資だ。より良い未来を築きたければ、見返りを求めない優しさを持ち続けることが大切なのではないだろうか。