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Homecomings ホムカミにハマったという話

2023年も師走となり、今年のライブ記録をぼんやりと眺めてたりしている中、改めて思ったのが今年はホムカミにハマったなーという事。
3月のmol-74とのツーマンを皮切りに、ワンマンツアー、フェスなど11月終えた段階で今年は13回もライブを観ている。

元々ここ数年ライブを観に行くようになってから好きなバンドのひとつではあったのだけど、今年になって私の中でかなり重要な位置を占めるバンドになった感じがする。

何でだろ?と考えるに、それはアルバムNew Neigbhborsの発表とそれに伴うワンマンツアーを観に行ったのがここまでハマる切っ掛けになったのだと思う。

4月での大阪十三GABUでのライブ。1曲目。初めにベースラインが鳴り始め、そこにドラムとギターが被さってラプスが始まったところで既にグッとなり、歌の最後で畳野さんのボーカルが力強くかつ優しく響いた時には「あー、これ、名古屋とかも行かなきゃだわ」となっていた。

十三でのライブはアンコール終わったあともダブルアンコールを求める拍手が鳴り止まず、メンバーが袖から再度出てきて感謝の言葉を述べる一幕があった。このツアー中、メンバーが語っていた「良き隣人でありたい」という、その言葉そのものの姿がそこにはあって、バンドとしての佇まいにとても心惹かれた。

ライブでのMCは、福富さんがわちゃわちゃと話すこともあるのだけど、時には社会的な問題、メッセージ的なものを、誠実な姿勢で語る時があり、インタビュー記事でも「そういったことを意識的に話すようにしてる」的な発言をしていて、「単に楽しければいい、面白ければいい」ではなく、「語らずとも曲で感じて」でもなく、はっきりと言葉にすることの大切さを示してくれていて、そういうところもすごくいいなー素敵だなーと思っている。

ファン歴というかライブ歴というかは短くて昔から知ってるわけではないのだけど、少なくとも今のホムカミのライブは凄く良い。表現として適切か分からないけどとても「エモ」を感じさせる演奏だと思っている。

New Neigbhbors収録曲でなくて去年の話ではあるけど、例えば、ファン歴浅いが故に予備知識なしで聴いたPAINFULという曲に私はめちゃくちゃ興奮し、「何だこれ?めちゃくちゃエモじゃん」となり、身体を動かさずにはいられなかった記憶がある。
あと、前作収録曲のHereやCakesなんかも特に福富さんのギターが轟音ぶちかますところなんか最高だったりする。

そうした去年からのライブで感じられたマインド?モード?的なものの延長に新作の楽曲があるように思っていて「だからこそ、今のライブは最高になるわけだよねー」とひとり頷いていたりする。
US/アスとかeuphoria/ユーフォリアとかライブでもめちゃくちゃ最高だったり。


で、そのライブの良さの良さのひとつの要因として、なるみさんのドラムがかなり重要なパーツ占めてるなーと思っている。

パワー系でガツガツ行く感じではないのだけど、曲によってはとても力強さを発揮することもある。代表的なのはShadow Boxerがそんな曲(ライブでのカッコ良さは何と表現したらよいのか!)だし、一方で、i careのようなメロディーに寄り添ってふわりと軽やかに曲を引っ張っていくこともあったり。
あと、個人的にはBlue Hourでの間奏の部分のリズムの取り方がめちゃくちゃ好きだったり。


そんななるみさんが2024年2月の京都KBSホールでのライブを最後にバンドを卒業するとのお知らせがあったのが11月中旬のこと。
ボロフェスタのライブも良かったし、大さん橋ホールでのライブも2月のライブも楽しみにしていたのでビックリしたのが正直なところ。

少なからぬショックもあるのだけど、この時もバンドメンバー一人一人がコメントを記していて、バンドを卒業される理由もきちんと話されていて、こうしたところでもHomecomingsというバントの真摯な姿勢が改めて感じられたなと思っている。

最近になって1月神戸のライブもアナウンスされた。こちらのライブも行くつもりをしていて、今の時点でなるみさんのドラム(とコーラス)を聴けるライブはあと3回となっている。(まだアナウンスされてないライブがあと数回あるっぽいけど)

twitterの方でも何度か呟いているけど、今の最高な状態のHomecomingsを観られるのは残り少ないので、ホムカミのことを少しでも気になっていて、でもまだライブ行ったことなくて、それでいて12月10日か2月10日の予定空いてる方はとにかくライブのチケット取って欲しいと思っている。心底思っている。本当に行って欲しい。

寂しくもありながらも、それでいて素敵なライブを早く体験したいとも思っていて、今は12月10日を待ち遠しい気持ちでいっぱいな私であります。

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