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一極集中と過疎化

今に始まった事ではない。昭和の集団就職や大学進学などから始まり令和まで続いている。南関東には3682万人がいる。実に日本の人口の30%、3人に1人は南関東に住んでいる。そして2人に1人人口が関東地方に集中している。

住みやすい地域へ住むことは悪いことではない。経済も豊かで交通の便もいい。飲食もエンターテイメントも全てが揃っている。近くに欲しいものが全て揃っていると言っても過言ではない。自然もないわけでもない。1時間もいけば山も海もある。

そうではあるが人口の半分が面積の8%の地域にいるということだ。

逆に田舎を見てみよう。過疎化に加速がつき始め山間部を中心に限界集落から消滅集落へ移行し始めている。これから10年で人が住まない地域の廃屋が増加する。そして自然エネルギーの機器がたくさん立ち並ぶ。そして山が荒れ始めて第一次産業の衰退が加速化する。人口減少は万人単位くらいで令和に入って加速し始めている。

故郷創生、再生できるのは交通の便がいい一部に過ぎない。過疎の県も同じように都市部の一部に人口が集中し経済を回すだけだ。そして森が荒れ果て自然、火力、原発など発電所が乱立して都会へ送るエネルギーの供給地化していくだろう。

都会にとって危ないものにしか映らないが地方にとっての原発は一つの地方経済を動かす役割を担っていてさらにその電力は他の都道府県の大都会のためにあるのだ。

福井県の原発再稼働について反対しているのは周りの原発の電力を利用している県だ。島根県でも同様で今再稼働の許可が降りてあとはその町とその周辺の地域の人が賛成すれば稼働するが沖縄の軍事基地の移動の問題のように周辺や代替地になる地域の反対は実に多い。

さらに島根は石炭の火力発電所も来年2号機が稼働するが世界は脱炭素化逆行している。それでも中国地方の多くの電力を支えている。

地域での痛み分けができないし世界の流れにもついていけてないないが困るのは供給されている大都会側なのだ。

これからデジタル化がさらに進めば自動車を含め今の10倍の電力が必要になる。そのほとんどは東京を中心にした関東だ。そうなると甲信越や東北などからのさらなる電力供給をおうけることになるが。。。自然エネルギーを求めれば求めるほど山に風力発電の機器や太陽光発電がたち立ち並ぶ。

さらに供給できず群馬や栃木、茨城や千葉の房総半島まで増えてくればどうだろう。風の多い海岸にも風車が立ち並び、山が崩され、盛り土されての太陽光発電、見えない人工による自然災害が起こるのではと推測される。

関東でも自然エネルギー化が進めば美しい自然を一部壊れていくのだ。自然エネルギーなのにだ。観光地に風力発電は太陽光発電が目立ってくればどうだろう。すでに地方では始まっている。

山を崩していく場所が増えれば、毎年大きくなっている異常気象の中での災害はさらに拍車をかけて計り知れない。台風、大雨に弱いし地震、富士山、浅間山、三原山など活火山も集中している。3つのプレートも重なっている。それだけではない5Gでの電磁波の集中。そして今回のパンデミックでの大混乱からの経済低迷。

地震や火山の多い地域への人口一極集中の問題は大災害が起こった時に初めてわかる。大きな痛みを伴うからだ。300年前に経験し、パンデミックと地震のセットで100年前に経験しさらに80年前に大空襲も経験して多くの人が亡くなった。それでもまた東京へ集中する。

国会議員も地方の一部が減り関東へ今回からさらに追加される。さらに東京中心の国会運営になっていくだろう。間も無く地方の派閥のドン達も引退する。地方へのお金の流れも少なくなるだろう。

都会の子達がスポーツで地方にたくさんやってきて強豪校へ進学して全国大会を目指す。そして田舎の子達の全国大会の夢は試合に出場できない子達もいて大部分は終わる。スポーツで夢が持てない。人口から見ればほんの一握りだから至極当然なことかもしれない。

そう思うと実家は都会にある方が何事も有利だということだ。進学先も大都会。学費と生活費どちらもいるから大学や専門学校へも進学しやすい環境にもある。。そして卒業すれば都会に就職して結婚する。そして便利な大都会の生活になっていく。日本は人口は減少しながら田舎では消滅集落化が進みながら子供のいる都会の施設へ、仕事を求めて移住などさらに大都会へ徐々に流入も進んでいくだろう。

いつになるかわからないが北極や南極の氷だけでなくヒマラヤの氷河も溶け始めてインドで今年は災害になっている。脱炭素化に見られるように目に見えての温暖化が進んでいる。海面が溶けると3メートルは上昇するが日本でも関東地方も埼玉県あたりまで海が来ていたりしていた時代もあったようだ。そして進みすぎると一気に氷河期的な寒冷化に向かう。その数十万年の単位で繰り返されている。という問題も危険視されている。

電力使用量が今の10倍になるまであと10年足らず。そして日本では東京への一極集中。人工が引き起こす災害というのも増えてくるのではという問題も出てくるのではと思う。

しかし都市が再開発される計画がこれからも続く。さらに便利な生活場所になっていく。忙しい毎日を送る人たちにとって顧みる余裕もない生活の中で政治も含めて東北大震災以降この間の地震もあるが何もなければ薄れていくだろうが、あれから10年。天災は忘れた時にやってくる。







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