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#佐藤武文が選ぶ名勝負 2007年マドリード大会決勝戦フェデラーvナルバンディアン

とても良いイメージトレーニングになったのではないでしょうか?久しぶりにナルバンディアンのプレーでした。

フェデラーvナルバンディアンの対戦はこの試合以外にも沢山あるのですがこの試合はマスターズシリーズの初優勝もかかっていた事と、ファーストセットではフェデラーの強さもあり、見所の多い内容です。勝利後に真っ先にコーチボックスに向かって抱き合う姿も感動的でした。こういうシーンは何度見ても良いものです。

ジュニア時代から切磋琢磨してきた事も忘れてはいけない部分です。USOPENジュニアの決勝戦でもこの2人は対戦し、ナルバンディアンが勝利しU.S. Openジュニアのタイトルをとっています。ちなみに同じ年のウィンブルドンジュニアはフェデラーが優勝しています。
その後お互いにプロ転向し、初対戦からナルバンディアンがフェデラーに対して5連勝していた事実もあります。

ナルバンディアンの強さ

ナルバンディアンの強さはどこにあるのでしょう?改めて試合を見た印象ですが
・サービスの強さ
・フォアハンドの威力
・バックハンドのボールの深さのコントロール力
・展開力
だと感じました。
特に印象的だったのはバックハンドの深さでした。ストレートへの深いボールから攻めるパターンがかなり機能していました。
フォアハンドの威力という印象を持たれがちなナルバンディアンですが、このバックハンドが素晴らしいからこその攻撃力とお互い(フォア・バック)を活かし合うのだと思います。

2007年のフェデラーは今以上にサービスの威力があり、スピードで圧倒していこうとするイメージがありました。当然ですが年齢を重ねるにつれ合理的なショットと相手のバランスを崩して攻めるというスタイルに自然となっているんでしょうね。

お酒に合うテニス観戦

見逃した方もいらっしゃる様なので、是非再放送をお願いしたいと思います。
そしてこの過去の名勝負ですが、2019年再放送も良いですが、10年以上前の試合もかなり面白いですね。テニス観戦とお酒が合います!(笑)

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