柳瀨武彦|Takehiko Yanase

プランナー・コピーライター/PEOPLE/BOTABOOKS/UNE STUDIO/S…

柳瀨武彦|Takehiko Yanase

プランナー・コピーライター/PEOPLE/BOTABOOKS/UNE STUDIO/Sait/おがわのね/Pollinators/P inc./RELEASE;/Next Commons Lab/天パ https://p-inc.jp/

最近の記事

「芸術は長く、人生は短し」と聞いて

坂本龍一さんが亡くなられて、「芸術は長く、人生は短し」というフレーズがヘッドラインに並んでいた。芸術家は自身の命を終えても、その後も生み出した作品はずっと残り続ける。なんだか素直に、それってすごく羨ましいなと感じる。自分があちらの世界に行ったあとに、この世に残しておけるものは何があるのか。一昨年娘が生まれてから、何か次世代に残したいという思いが強まっている自覚がある。 7年ほど前から自分のルーツを探るために、親や親戚に取材をしている(止まってしまってはいるが)。家系図が家に

    • 3月の直感

      先週3月27日に、37歳になった。同じ年、同じ日生まれには、ドイツの守護神ノイヤーがいるから安心だ。毎年この季節に繰り返し口走っているが、誕生日の日の気候が一番好きで、散歩をするだけで幸せ。桜が咲き、調子が良ければロンT(ロサンゼルスアパレルの)一枚で出歩くことができるが、油断すると上着を持ってこなかったことを悔やむくらいの外気。 37歳は週に一度は日記というか、何かを残そうと思いたち、今博多から羽田に帰る飛行機の中でタイピングしている。離陸が遅れる機内の中で、くどうれいん

      • 裏庭のネイチャースケール

        東京と埼玉で二拠点生活をしている。そう話すと不思議に思われることも少なくない。多拠点生活といえば、避暑地となる高原とか、波の音が聞こえる浜辺とか、そんなイメージが強いのかもしれない。しかし、距離は近くても、環境のまったく違う2つの町をサウナと外気浴を繰り返すように頻繁に行き来し、それぞれの文化を取り入れながら暮らす生活はなかなか面白く、心身も整う。 東京から無理なく日帰りでき、都心とは別の風景が広がる地域を探した末、埼玉県の小川町にたどり着いたのは今から4年前のこと。町に通

        • 210219|ゆれる

          小川町では11階に住んでいるので、2月13日の地震は結構揺れた。震度4だった模様。PUEBCOのフォトフレームに入れたハガキサイズの写真が一枚倒れただけで、特にダメージはなかったが、すぐにTwitterのタイムラインを追いかけたくなるような揺れだった。 311から今年で10年が経つ。当時、その瞬間は東京ビッグサイトで展示会のステージディレクターをしていた。ライティング・フェアという催しで、街路灯なども室内に建っており、それがしなりにしなった。イベントは即中止となり、当時はT

        「芸術は長く、人生は短し」と聞いて

          210212|最近買ったもの

          コールマンのインフィニティチェア小川町の家は、ベランダから盆地を囲む山が見えて気持ちがいい。あたたかくなってきたので、ベランダで使える椅子がほしい。ZOOMの合間に休憩したい。そこで買ったのがこちら。重いのであちこちに持っていくのには向かないが、室内とベランダ間を運ぶのは問題なし。昼寝できるくらいの座り(寝)心地です。 ソニー ノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM4長時間のZOOMで蓄積する疲労がしんどくなってきたので、何か手を打たねばと購入。BOSEとApp

          210212|最近買ったもの

          210205|真夜中のドア

          小川町で秋から進めているコワーキングスペースづくりのプロジェクトのクラファンがはじまった。日本最大級の大谷石の蔵を改修するというもので、地元の工務店や設計士、県外のデザイナーや都内の大手ゼネコンが一チームとなって、春にはオープンする予定。 最近は場所をつくるプロジェクトが増えてきているが、長く残るものに携われるのはうれしい。広告業界、特にイベント分野から社会人の仕事をはじめたので、比較的短時間でなくなってしまうものが多かったからかもしれないし、歳を重ねた影響かもしれない。

          210205|真夜中のドア

          210129|鎌倉/clubhouse/クライアントとディレクター

          野菜移動販売のプロジェクトで鎌倉へ。野美山&飯田さんとお茶。リアルで会うのはよい。久々にゆるい時間を過ごす。かかんの麻婆豆腐を食べて帰宅。 clubhouseが一気にブームになり、招待される。ゆっくり聞く時間が取れずにいるが、これまでのSNSでこぼれ落ちていた部分が見事に補われていると思うし、ステイホームな時代との相性も良い。仕事の合間にベランダで休憩しながら聴くのが今はよい。GDC水野さんの話が興味深かった。ベルリンのデザイナーとMTGしたが、ベルリンではそこまで爆発ブー

          210129|鎌倉/clubhouse/クライアントとディレクター

          210122|鉄瓶

          これといってニュースのない一週間を過ごしてしまったので、週末になってしまった。デスクワークな一週間。普段、外部モニターにMacbook Airをつないで仕事をしているが、コピーに集中するときは、MBAの画面で書く。今週はモニターに繋ぐ時間が少なかった。 小川町で進めている空間づくりのプロジェクト。コンセプトや基本計画を経て、これから少しずつ形作っていくのが楽しみである。 鉄瓶が届いた。欲しいと思ってからもう10年くらい。鋳心ノ工房のSサイズを購入。冬場はひたすらコーヒーか

          210115|小川町ツアー/温泉の年に/メタル愛聴

          鎌倉で空間プロデュース・デザインを中心にされているkitenのみなさんが小川町に来てくれた。代表の北山さんは3年ぶりの訪問で、町の変化にとても驚かれていた。これだけの資源があれば、あと大切なのは人ですねと、同感。 「月のうさぎ」「豆腐工房 わたなべ」を中心に、横田農場で畑を案内いただくなど定番のルート。もう30回くらいはアテンドしていると思うので、所要時間もわかってきた。 小川町案内の定番スポット 緊急事態宣言で1月の出張はすべてキャンセルになったが、温泉宿の仕事は今年

          210115|小川町ツアー/温泉の年に/メタル愛聴

          210108|実家で年越し/Radio Garden/サレッタ

          実家で年越し社会人になって初めて実家で年越しをした。 紅白にもガキ使にも興味のない両親なので、テレビも付けず、近況を話し合ったりして静かに年を越した。いつしか自分もテレビをあまり見なくなってしまった。 その分、食に対する執着心は強い家族だ。東高円寺の「高田食堂」からおせちを頼み、小川町の武州めんの年越しそばとともに大晦日にフライングでいただく。 親父も豪華なおせちを発注しており、元旦もおせち。パソコンを開かない平和な2日間。 生まれてはじめて撮った写真というのが出てきた。母

          210108|実家で年越し/Radio Garden/サレッタ

          210101|2020年の振り返り

          2019年の一時期、毎日note日記をつけていたが、仕事が忙しくなったり、酔っ払ってしまったりして、やむなく完。社会で生きていくために大切なのはざっくりまとめれば始める勇気と、続ける根気だが、後者は持ち合わせていなかった模様。 その後お店をオープンしたり、コロナウイルスにより世界が一変したりといろいろあった。さて、年末に混沌の一年を振り返ろうとするもなかなか詳細を覚えていない。やはり自分のためにも記録はつけていかなくてはということで、2021年は週に一回のペースで週記をつけ

          210101|2020年の振り返り

          椅子を探して|191130

          お店のカウンターは105cmと少し高く、よいカウンターチェアーが見つからないでいる。いろんな店で座面は80cmくらいのものを探しているが、65cmくらいのものが多い。椅子が見つかればミニマムにお店開業できそうなので、ネットで買ってしまえば早いわけだが、そういうわけにはいかない。

          椅子を探して|191130

          営業許可、おりる|191129

          PEOPLEの営業許可がおりた。おりないという選択肢はなかったわけだが。 小川町のセオさんと朝から打ち合わせをし、自分が来年やりたいことを共有しまくる。実現可能性の濃淡はあるが10個近くアイデアが集まった。とくにクラフトツーリズムやエディブルヤードはやりたい。 寄居で早速打ち合わせをして、そんな話をしてきた。いろいろなことがたまっているため、スカッと晴れ晴れな気分でもないが、来年が楽しみになる。

          営業許可、おりる|191129

          更新されていく渋谷で|191128

          朝から渋谷に向う。一年くらい前に一度だけ会った方にお声がけいただき、新しいプロジェクトのMTGへ。仕事以上の関係性をつくってから仕事したい自分としては、こうしてモーニングを一緒できたりするのはありたがい。koeで美味しいモーニングをいただく。歳は10個近く下だがとても頼れる、そして楽しみなプロジェクトである。 できたばかりの渋谷PARCOが目の前にあったので入らざるを得ない。SNARK設計のComing Soonもちらっと見ることができ、WAVEも拝み、上層階でラーメンも食

          更新されていく渋谷で|191128

          dab coffee storeでBARBOUR|191127

          PERCHを後にして、ユースケと金山や京町をめぐる。無名異焼の工房にもおじゃま。昼に長三郎鮨でラーメンセットをいただき、罰が当たりそうな3日連続鮨。 フェリーで新潟に着き、ダイチくんが営むdab coffee storeへ。イギリスのジャケットメーカーBARBOURのポップアップをやっていたのでコーヒーを飲みに立ち寄る。常にいろいろな締切に追われながら移動しているため、そわそわしてしまう。ダイチくんと佐渡の話をし、BARBOURを一着ゲット。94年製のbeaufortという

          dab coffee storeでBARBOUR|191127

          岩首の棚田|191126

          商工会やDMOや役所など怒涛の打ち合わせ。どこも良いお話ができる。澤田Pの敏腕プロデュース術が光る。こんな人が増えたら日本の生産性はだいぶ上がるだろう。 午後は岩首集落の棚田に。ここは佐渡島に2年で14回通った澤田Pが一番の景色と豪語する場所だったので、ようやく行くことができたという感じ。年貢から逃れるために下からは見えないが、車で上っていくと標高50mくらいのところから500mのところまで棚田が並んでいる。何をそこまでがんばって米を食べるのか。魚で良くないか。と思わざるを

          岩首の棚田|191126