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自己肯定感が低く強みすら分からない中小企業診断士の末路

先日、中小企業診断士の大先輩が主催する、大学生の悩みを聞くというオンライン懇親会に参加させていただきました。

今までリアル版でやっていたことの初オンラインバージョンということで、どのような展開になるのかと思っていましたが、自分自身のことを見つめ直す貴重な機会になったと感じます。

今回は、声を掛けてくださった大先輩やご一緒させていただいた社会人枠の皆さん、そして、参加された学生の皆さんへの御礼もかねて、自分の弱さを書き綴ってみます。

◆ 自己肯定感って高くできる?

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学生さんからの質問で多かった内容のひとつは、自己分析について。

学生時代「自己分析なんてどうやったらいいのか分からないよ」と私も思っていたものです。

世代が変わっても悩みは変わらないなぁと感じていましたが、当時の私と今の学生さん達との間には大きな差があると感じました。

みんな、ちゃんと考えている。

当時の私は「分からない」って言いながら、考えることを放棄していた。

今回のオンライン懇親会を通じて、そんな自分のダメな部分を改めて直視できたのです。

考えることを放棄していた原因。それは昔から私を悩ませていることのひとつ、自己肯定感の低さです。

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周りの皆さんはどう見ているのかが分からないのですが、私、幼い頃から自己肯定感がめちゃめちゃ低いです。

どれだけやっても不足しているように感じてしまう。周りのことを気にし過ぎてしまう。
こんなんじゃ、良い方向に向くわけがありません。

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別に転機があったわけじゃないです。

ただ、社会人になってから多くの失敗に出会うたびに、「私ダメだ」と思うよりも、「どうしたらよいだろう」と考えて改善・実行できるようになりました。

それが重なり、相談を受けたときのネタに使えるようになると、失敗が報われたという気持ちが強くなっていったのです。

今でも、自己肯定感はそこまで高くありませんが、低いなりにうまく付き合えています。

◆ 自分の強みは何?

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学生さんが20人ほど集まったということもあり、主催者の大先輩は聞き役として10人ほどの社会人(中小企業診断士+α)が参加されました。

この社会人メンバーを知ったとき、思ってしまったのです。

「私、このメンバーの中で一番キャラが薄いかも」と。

自分で自分がどの立ち位置でどのように学生さんと接したほうがよいのか、つまるところ、自分の強みが分からなかったのです。

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顧問先を抱え、半年を超えて伴走している企業さんも多くいる中小企業診断士が自分の強みが分からない。

少なくとも、自分が中小企業診断士試験合格に向けて勉強をしていた受験生時代は、世の中にそんな中小企業診断士がいるだなんて思ってもみませんでした。

でも、います。自分の強みが分からない中小企業診断士が、ここに。

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ただ、まったく分からないというわけではありません。

多種多様な中小企業診断士と話を重ね、中小企業診断士としての経験が増えてくると、うっすら自分の強みが分かり始めているような気がします。

なぜそのような気持ちになってきたかというと、相談される内容は多岐にわたるものの、7年目ともなると内容がグルーピングできるようになってきたから。

まずはノウハウ括り。SNSを活用したWebマーケティングに関する相談は相変わらず多いです。飲食に関する案件も。

もうひとつは「武井に相談したい」というもの。先日、支援先の社長から「武井さんは話を引き出してくれる」「モヤモヤを整理してくれる」と言われました。

個人的には想定外すぎて驚きましたが、このあたりにも自分の強みがあるのかもしれません。

◆ 自分育児は続くよどこまでも

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自己肯定感のことも、自身の強みのことも、まだまだ試行錯誤です。

もしかしたら、納得がいくような結果にならないまま、年齢を重ねていくのかもしれません。

それはそれでアリなのかも。

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今回、私から学生さん達に、たくさんの言葉を渡しました。

アドバイスと言えるものばかりではないかもしれません。

しかし、言葉のすべてに嘘はありません。

自分が経験し、咀嚼し、自分なりの言葉に変換したものばかりです。

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沈静化しないアイツのおかげで不安が増しているかもしれませんが、意外となんとかなるものです。

キラキラ輝く未来を見せてあげられないことを、ひとりの大人として申し訳なく思っています。

だからこそ、私は自分にできることをコツコツとやっていきます。

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今週8/19(水)に開催される企業内診断士の輪を広げる「楽しい」チーム(企業内チーム)の定例会。

テーマは「キャリアに皆でツッコミをいれるワークショップ」。

多面的に自分を見る良い機会になりそうです。

頂いたサポートは中小企業支援・創業者支援に繋がるような使い方をさせて頂きます。また、サポートを使わせて頂いた際には記事として内容を書かせて頂きます。