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創業塾2022に向けた学びは青森と京橋からやってきた

今年度も創業塾の講師役をするシーズンがやってきました。

有り難いことに、今回も満員御礼。

キャンセル待ちをしていただいても参加が難しい……みたいなことも続いていて。

(減り切らないアイツのこともあって定員を増やしにくいという事情があるのです)

申し訳ない気持ちを持ちつつも、土曜日に4時間(往復の移動時間も含めればもっとの時間)使って参加してくださるのだから、起業の役に立てるように分かりやすくと、毎年講義の内容をブラッシュアップしています。

今年度の創業塾初日の様子

今回、講義内容をブラッシュアップするヒントになったのは、今年の9月にご縁のあった2つの出来事でした。

その2つとはどんなもので、どんなヒントに繋がったのか。

このnoteではそんな話を書いてみます。

◆ 青森市での出会い

私とFacebook・Twitter・Instagramで繋がっている人は「あ、あの話ね」となるかもしれません。

9/17(土)に最終日を迎えた“あおスタ起業塾”ビジネスプラン発表会での経験です。

あおスタ起業塾は青森市と青森商工会議所が主催する創業塾。今の形態になってから、まだ数年だったと記憶してしています。

私が伺った日は、起業塾に参加していた受講生の中から選ばれた6名が、起業塾で練り上げたビジネスプランを1人7分の持ち時間で発表するというものでした。

青森市がどのくらい創業者/スタートアップ創出に力を入れているのかは、プレゼンを直接聞くべく、主催者の片方の長である青森市長が直接聞きに来ているという点からも分かっていただけるのではないでしょうか。

当日の様子は、プレゼンターのおひとりがYoutubeにアップしていたので、よかったら見てみてください。

(当日は2時間少々の時間でしたが動画は1時間半ほどにまとまっています)

この発表会に参加して私が驚いたのは“個性の強さ”です。

発表したビジネスの個性もあるのですが、人としての個性も強いなぁと。

創業塾では多種多様なビジネスの種に出会えます。

よくもまぁこんなことを考えたなぁという尖ったビジネスの種にも出会えるのですが、回が進む中で、尖らなくなることもあります。

特に収支について考える回を経ると、どうしてもビジネスの実現可能性を考えざるを得なくなって、尖っていたものが丸くなり……ということも。

中小企業診断士としては、資格試験からも分かるように、ある程度の実現可能性を考えてアドバイスする必要はあるのですが、ビジネスの個性・参加者の個性が輝くようなアドバイスであるべきだと、今回の経験で再認識させられました。

ちなみに、この経験は、私が初日に実施した、レゴブロックを使ったワークショップの内容をガラッと変えることにも繋がっています。

◆ 京橋(東京の)出会い

このブログメンバーが所属している研究会チーム“企業内診断士の輪を広げる「楽しい」チーム(企業内チーム)”の9月定例会テーマがエフェクチュエーションでした。

講師役をしたメンバーは今年3月にnoteでこう触れています。

定例会内で紹介していた本はコチラ。

私がとても共感できたのは、エフェクチュエーションの考え方です。

自分が何者で、何を、誰を知っているのか。

世の中には、目的実現のために何をするのかという考え方がまだまだ一般的です。

しかし、そんな考え方ができる人ばかりじゃない。

実際、「起業したい」気持ちを目的に創業塾に参加する人は少なくありません。

そんな時に「こんな考え方をしてみてはどうでしょう?」というアドバイスができて、参加者の後押しができるなら……。

一折読みましたが、今後も何度も読み返して咀嚼したい、そんな本ですし、そんな考え方に出会わせてくれた研究会には本当に感謝×∞です。

そんなこんなで始まった創業塾2022

今年度は、キャンセル待ちで昨年度に受講できなかったという方も何人か参加していたり、私が関わる中では歴代最年少10か月の参加者がいたり(お母さまとご一緒の参加です)。

最終日には参加者のビジネスがどのくらい磨き上がっているのか、楽しみですし、私も責任重大です。

体調にも気を付けながら、しっかりフォローします!

頂いたサポートは中小企業支援・創業者支援に繋がるような使い方をさせて頂きます。また、サポートを使わせて頂いた際には記事として内容を書かせて頂きます。