2023年4月3日(月)

やきとりキング定休日。
よっていつもより少しだけ寝坊。二度寝というのは何度体験しても甘美な時間なのね。
とはいえリサイクルゴミ出しがあるので8:00前に起床。酒の缶の量におののきながら缶、瓶、ペットボトルを分別して捨てた。 
具沢山のチキンラーメンを作って2人で朝食。料理は専ら僕が担当なのだけど、日常の食事は適当で良いと思っている。「分とく山」料理長の野崎洋光氏も普段の食事は一汁一菜で良いとラジオで言ってたし、料理研究家の土井善晴氏は「具沢山の汁物とご飯で十分」と言っていた。ちなみに大量にキャベツと玉ねぎを煮た汁にチキンラーメンひと袋で二人分。多分ヘルシー。

ご飯を終えたら休日は書斎のように使っているキングに移動してひとり時間。この時間を有効に使うことが僕にとって最も重要なこと。休みは週2日あるけど一日は半分仕込みだし、月曜日も月に2回レッスン仕事を入れている。何もない月曜日を有効に使いつつ普段のスキマ時間を見つけて創作や勉強に勤しんでいる。
今日は先日届いたばかりの「ゲンロン14」から東浩紀「声と戦争」、上田洋子「ネットとストリートの戦争と平和」の2つの論考を読んだ。前者は筆者がベトナムを訪れベトナム戦争の戦跡を辿った時に考えたこと通じて現在進行形で行われているロシア・ウクライナ戦争について考えるための文章。後者は「ロシアは悪」と単純化して語られがちな今、言論の自由を失いつつあるロシアの中での反戦運動を整理したもの。この2つの論考ともに戦争が始まって一年が経過した今だからこそ読むべきもとだと感じる。開戦当初から即時的な反応で言葉を発する言論人が頻出した。即座に立場を求めるような強い言葉は、戦争当事者ではない日本国内の意見の分断促進に一役買っていた。決断は思考停止することでスピード感が出る。でも本当は立場を決断するにしても考える時間が必要だ。1年間かけてしっかりと整理されたものは戦争はどちらにも立場や事情があるのではないか、と問いかけてくる。そして読書の時間の中で読者は筆者と意見を共有するのではなく「考える時間」を共有する。
この2つの論考でこの戦争の一年と戦争そのものについて考えさせられた。

午後は地元の美容室でカット。
少し伸ばす予定なので毛量調整をお願いした。毎度の事ながらカットした僕の足元には夥しい毛の山が築かれる。なんというか何か小動物のようで、あわよくば動き出すのではないかと思えるほどだった。
妻がカットしている間に作詞作業。詞先で作る自分企画で、阿久悠の作詞を参考にしながら書き進めた。今のトレンドには乗らないが、真面目な歌を作ろうと思ってる。
それにしても美容室の目の前にあるカフェはひっきりなしに人が来る。率直に大したものだと思った。ぼくには出来ない何かだと思うと、自分の能力不足という感覚に見舞われるので考えることをやめた。

カットが終わったらその足で池袋東武百貨店催事場で開催されている「-放送開始30周年記念-ふしぎの海のナディア展」に行き、まあ言わば公式グッズショップイベントという感じなので、図録とハンドタオル、マグカップを購入。やっぱナディア好きだなぁと思った。
ナディアをリアルタイムで見ていた時は11歳の小学五年生。なんか知らんけど面白くてたまらない話として記憶していた。後年新世紀エヴァンゲリオンが社会現象的な人気を博した時の特集番組で、エヴァを作った庵野秀明監督はナディアを作った人だと知って驚くと共に、合点がいった感覚になったのを覚えている。

というわけでなかなか充実した一日だったので、少し疲れてしまった。

ところでこれまでこの日記企画は画像やリンクを貼らなかったが、記事の終わりに資料としてまとめて貼り付けておこうと思う。

今朝の読書は「ゲンロン14」
お供BGMは坂本龍一「DISCODE」
教授のCDでたまたま所有していたのがこれだったのだが「discord=不和」という名のアルバムは友敵という不和を乗り越えるための東浩紀の哲学概念「観光客」に繋がるのではないか。かなり強引か。
カット後の自撮り。補正し過ぎ問題。
ふしぎの海のナディアのパネル展示
目新しさは無いが、やっぱナディアは可愛い
ガーゴイル。悪いやつだ。
展示はこんなもん。
あっ!?あんな所にキング!
購入したグッズ
5000円以上購入で貰えるショッパー。
購入額5010円でゲット。


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