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それぞれが選んだ道を歩いてく。

思い出の曲~ECHOES vol.8『Dear Friend』


久しぶりの再会では「かわんないねぇ~。」「かわったねぇ~。」などと、たいがい無意識に口をついて出ます。

同窓会などでは、そんなやり取りがずっと繰り広げられ、なかには全く誰かわからないほど変化してる人なんかもいたりします。

懐かしかったり、驚いたり、嬉しかったり・・・変わっていても、変わっていなくても、再会は様々に感情が動きます。

時には、自分にとっては悲しかったり、虚しかったりする再会もあったりします。所謂「あいつは変わっちまった・・・。」というやつです。

ECHOESの『Dear Friend』は再会を歌った曲です。おそらく相当に距離の近い「友達」との再会だと推測できます。同じ夢を一緒に追っていたような・・・。

実際、辻仁成さんはこの曲の元になった出来事を、後にエッセイに書いておられます。


人は誰も生きていく中で、いくつかの選択を余儀なくされます。自分が行きたい方、自分が正しいと思う方を選ぶんだと思います。もちろん、それを否定したり、批判したりする事はできません。

でも、ただ悲しい。
あの日、がっちり握手を交わして別れたはずの友達が、まるで約束なんて忘れてしまったかのように現れるのは。
だけど、それをしっかり受け止めるのが本当の「友達」なのかな、とも思います。

『Dear Friend』にもそんな入り混じる気持ちが描かれている気がしています。


大人になっていくほど、コロッと変わってしまう人を見る機会は増えていきます。
これからこうやっていこう、やっていくべきだって、あんなに語り合ったじゃないか!って一人で奥歯を噛みしめるだけです。

だから僕は時々、自分に問いかける事にしています。

「おい!お前は大丈夫か?」って。


話がそれましたが、『Dear Friend』はアルバム『Dear Friend』に収録されております。2曲目に『Brother』という曲があって、3曲目です。個人的にはこの2曲目からの流れが好きだったりします。


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