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幡野広志さんのなんで僕に聞くんだろうを読んで

おはようございます(^▽^)/

本日、紹介させていただく本は、幡野広志さんの「なんで僕に聞くのだろう」という本です。

この本は。血液がんで末期の方があと数年である人生を楽しんでいる幡野さんが様々な人に質問をされるというものです。

質問する側からするとそんなするとそんな悩み死ぬことに比べたらたいしたことないよとか健康の人とはまた違ったものの見方をするのかなと思っていたのですが、この本を読んでみると末期がんということはあまり感じず幡野さんの人間性がにじみ出た本だなと思った。すべての質問を息子に伝えるように書く。ということを言っていてこんな親の姿もあるのだなと思わせてくれる本でした。

その中でも今回は一番私が心にしみた幡野さんの質問に対する答えを紹介したいと思います。(^▽^)/

Q 数年前に身体障がいのあるお子さんが参加するイベントにボランティアとして参加した時のことです。
人工呼吸器を付けていてまぶたが完全に閉じない状況の寝たきりのお子さんの車いすに乗っている時に6歳ぐらいの男の子が「なんでこの子寝たきりなの?どうして目が開きっぱなしなの?怖い、気持ち悪い、こんな風になりたくない」子どもが言ってきたのです。
その時私は、「それ自分が言われたらどう?」という言葉しか返すことができませんでした。
幡野さんならどうされますか。

A 田舎から上京して来て数年たって都会で充実した生活をしている人が、日本国内のドが付くほどの田舎に何かの用事でかえってきたときに「こんなところに住みたくない」と思う事もあるし、歩きたばこしている人を見るたびに「こんな風になりたくない」と思う事もあるし、病院で患者さんに怒鳴られる看護師さんを見て「こんな風になりたくない」と思います。つまり「こんな風になりたくない」という感情は誰でも持っているのです。
その感情を押し込めて口をふさぐのではなく、そこに疑問点や問題点を見つけて「こういう風にすればよくなるのに」ということが社会のためになると思う。

「そんなこと考えたらだめ、思ってもだめよ」という教えを子どもにしてしまうとただの思考停止になるだけです。ボランティアで障がい者の子どもと一緒に外を歩けば周囲の人の視線に違和感を覚えませんか。

大人ができない事をこどもにやらせるのはなかなか理不尽な事です。

「こうなるのは嫌だ」という感情が自然であることを伝える。

もちろん、相手の尊厳を傷つける言葉はそのまま口にしてはいけないという一般的な事は伝えます。しかし、障害があろうがなかろうが人は国籍も性別も病気も多様性があって当たり前ということを伝える。そして何よりも自分と違うことが楽しいということを伝える。

自分と違う存在をまずは認めるということ。

私は、色々な人と会うのですが、やっぱり自分と違う人の話は面白いのです。

ゲラゲラ笑う面白さではなく、考えさせられるということです。

このように、幡野さんは少し違ったものの見方をされていてとても面白いと思いました。

まだまだQ&Aはあるのでぜひ気になったかたは読んでみてください(^▽^)/

今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。

今日も最高の一日にしましょう!!

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