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ある日の夢日記 〜 追われる私は2つの虹を見た

 今朝、空飛ぶ夢を見た。誰かから逃げるべく飛んでいた。私を追う者は、年配の者でなかった;6、7人はいた── 内、過半が男性だった。
なぜ追われ始めたかについて記憶はないが、透明人間になった自分は周囲を驚かせながら逃げていた(── 透明の状態なのにどうして驚かせていたのか、という記憶も定かでない)。さらに、学校の教室ようなところで、追う者に出入口を塞がれ逃げ場を無くしたとき、自らその者らへ向かって行って、フィンガースナップ一つして身体を消した。次の瞬間には、私は教室の外にいた。
自在に透明人間に化けながら、私は逃げつづけた── 追う者がすぐ側に迫っているのに、捕まらないのは不思議だった。暫くして屋外へ出て、また空を飛んで逃げつづけたが、突如すうっと宙へ浮いていって直後、私は大きな虹を見た。しかも、どうやら2つ現れているらしく, 1つは空の雲に鮮やかに映る虹であり、何重にもなって半円もしくは四分円しぶんえんの形をとり、そのところ以外の見えない部分は、私の逃げ回った建物の後方に隠れていたようだった;もう1つの虹は、建物の屋根、それもガラス張りの屋根に反射して現れていたが、反射して確認できる像とは思えぬほどクッキリとしていた。外から眺めると、建物はモダンな様相をしていた。また、虹は誠に美しく、飛行中、角度が変わる度に変調する美しさに魅せられた。私は追う者に「見てー!虹だよっ」と呼び掛けて、それだけの余裕が実のところあった。
その後、建物に隣接した湖を飛び越え、対向にある湖畔に建っていた武道場らしき施設へ辿り着いた。中には誰もおらず、施錠されていた。が、何故か私は侵入できた。中は(一般によく見られるように)一面に床が貼られ、広々としていた。ここで凌げるかと思ったが,「湖を隔てただけの場所だから、いつ発見されるか知れない」と考え出入口へ向かい、施錠された玄関をなかから開け再び外へ出ようとした。しかし、そうすると、勝手な行為で、追われるか咎められる理由を増やしてしまう気がしたので止めた。代わりに、自分が侵入した箇所から屋外へ出て、当の施設が塀で囲われ内側には土が盛られていたので、そこを登ったところ脱出することができた
一方、塀の向こうには土がなく、また下りるに高く適さなかった。ただ、近辺にはまるでガス・ボンベの置き場に設置されるような簡易屋根のようなものが見えたので、そこを足掛かりにしようと検討はした。が、やはり下りるに心許ない位置にあり、足を滑らせる恐れがあったので、別の場を探したところ、内側にこんもりとした土手があり、(先述の通り)そこから無事に脱出できた訳である。
さらに逃げる最中、萎びた商店街のようなところを歩いて行ったが、そこで── 部分的に現実の話を差し挟むが── 嘗て劇団にてお世話になった男性(Tさん)(実際に私が役者をした頃)と擦れ違う。“ポンコツ”(私の出演した音楽劇の作名名)の西郷先生(劇中の役名(私が演じた役とは異なる。))── だったか── よろしく、シャツを肩に掛け、腕の端を手に持っていた。彼は私を追う者の一人であるらしかった。けれども、多少の距離をもって擦れ違ったせいか、それとも、ただ忘れていたせいか、夢のなかの私は気付かなかった。(夢では主人公としての私は気付いていない、という客観視する意識が強まっているくらいに、この時点で眠りは浅くなっていた。)直後,「逃げなきゃ!」という焦燥を感じて目が覚めた。

 夢の内容について私はすぐネット検索した── 全体的には吉夢なようだが、現今山積する課題にストレスを抱えている示しでもあるようだと判った。今回の夢はどうもハッキリとしていて、且つ時間が取れたので、こうして記してみた。いつか自身が見返したとき、想起するに資したらばそれで好かろう。

※「吐露ノート」30篇目(2020年8月9日(日)執筆)より

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